【イベントレポート】「破墓/パミョ」チェ・ミンシクらが来日、キム・ゴウンは撮影で霊呼んじゃった
韓国映画「破墓/パミョ」のジャパンプレミアが本日10月10日に東京・新宿ピカデリーで開催され、キャストのチェ・ミンシク、キム・ゴウン、監督のチャン・ジェヒョンが登壇した。 【動画】映画「破墓/パミョ」予告編(他24件) 同作は、墓に隠された恐ろしい秘密を映し出すサスペンス・スリラー。風水師のサンドクらが、跡継ぎが謎の病気にかかる一家の墓を掘り返した際に不可解な出来事に遭遇するさまが描かれる。 チェ・ミンシクの公式な来日は「春が来れば」以来18年ぶり。キム・ゴウンとチャン・ジェヒョンは、映画プロモーションでの来日はこれが初めてだ。チェ・ミンシクは「俳優として活動する中で、観客の皆さんと触れ合えるこの瞬間は、本当に幸せな時間だと思っています」と喜びをあらわにし、キム・ゴウンは「日本の皆さんにこの作品を紹介できることは、私の人生にとって大きな経験。この映画をどうご覧になったのか、楽しみでわくわくしています」、チャン・ジェヒョンは「いつも日本には遊びや買い物で来ているので、仕事で来られるのは不思議な気持ちです」と心境を伝える。 最初の話題は役作りについて。サンドク役のチェ・ミンシクは「サンドクは自然と人間の調和について考えてきた人物なので、山や川、木を見るときは平凡な人よりも視線が深いんです。深みを持って見つめて、心で感じようと考えていました」と語り、巫堂(ムーダン)のファリムを演じたキム・ゴウンは「若いけれど巫堂としてプロフェッショナルな姿をお見せしたいと思い、小さな所作やディテールから滲み出るオーラにも気を配りました」と撮影を振り返る。キャスティングについて問われたチャン・ジェヒョンは「本作に登場する人々は、非常にプロフェッショナルな専門家。韓国を代表する各世代の俳優に演じてほしい、とずっと祈っていたんです」と明かしたあと、「その祈りが叶いました!」と笑顔を見せた。 続いて、MCが韓国のコンテンツの人気に触れながら「日本に来て、その人気を実感されましたか?」と尋ねた際には、チェ・ミンシクは「私が入ってきたときは、それほど歓声は大きくなかったような……」とジョークを飛ばし、観客からの大歓声を浴びて「とっても幸せです」と照れ笑いを浮かべる。さらに彼は「初めて日本に来たのは『シュリ』のプロモーション時でした。そのときの感動は今でも忘れることができません。(観客が)私たちが意図していたことを感じ取って、言葉にしてくださったのが本当にうれしかったんです。『破墓/パミョ』では、あのときの感動を皆さんともう一度共有できればうれしいです」と真摯に言葉を紡いでいく。日本で楽しみにしていることを聞かれたキム・ゴウンは「皆さんから、この作品へのいい反応や温かい応援をいただだけること。……興行的な成功も!」といたずらっぽく笑いながら話した。 さらに、本作がサスペンス・スリラーであることにちなんで、現場での不思議な体験をチャン・ジェヒョンが紹介する場面も。彼は「ファリムが霊魂を呼ぶシーンの撮影で、スタッフの何人かが原因不明の体調不良になったんです」と切り出し、「キム・ゴウンさんが経文を読み上げているときに、おそらく実際にどこからか霊がやってきたようで。翌日に現場指導にいらっしゃった巫堂の先生に追い払ってもらって、スタッフたちの体調も無事に回復しました」と続けて観客を驚かせる。MCが「ゴウンさんが霊を呼んでしまったということ……?」とおそるおそる問いかけると、キム・ゴウンは「はい!」と日本語で答えた。 「破墓/パミョ」は、10月18日より全国でロードショー。 (c)2024 SHOWBOX AND PINETOWN PRODUCTION ALL RIGHTS RESERVED.