26年WBCこそ大谷と世界一! 侍雪辱へ投打の中心は世界のスーパースター 外野は正尚ら層厚い
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 ファイナル▽決勝 日本0―4台湾(24日・東京ドーム) 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の決勝が行われ、大会連覇を狙った侍ジャパンは台湾に0―4で敗れた。19年の前回大会以来となる黒星で、国際大会の連勝は27でストップした。先発の巨人・戸郷翔征投手(24)は5回にソロと3ランを浴び、4失点で降板。頼みの打線はわずか4安打で、3大大会では15年ぶりの完封負けを喫した。井端弘和監督(49)率いる侍は、敗戦を糧に、26年3月に行われる第6回WBCで4度目の優勝を目指す。 * * * * * 次なる目標は26年、WBCでの連覇だ。井端監督は、23年大会と同様、大谷を投打の中心と考えている。 先発投手は大谷、山本、今永、千賀やポスティングでロッテからメジャー移籍を決断した佐々木に加え、今回先発ローテを構成した戸郷、高橋宏。また、昨年3月の強化試合で片膝をついた大谷に右手一本で本塁打された才木について指揮官は「次のWBC(メンバー)に入って(大谷と)一緒にやっていたらいいと個人的には思う」と話すなど成長次第だ。救援陣は松井、大勢、栗林らに加え、プレミア12で経験を積んだ藤平、清水らがいる。 捕手は今回、故障で選出されなかったDeNA・山本や今大会で正捕手を務めた坂倉が軸。内野は岡本和、吉川、村上、小園、牧、源田ら常連に、指揮官がベタぼれする楽天ドラフト1位の明大・宗山ら新星がどこまで食い込めるか。村上は来オフにメジャー挑戦の意向で、出場に影響を与える可能性がある。 外野は吉田正、鈴木、近藤が本命。現時点では大会規定の緩和が必要になるが、母方の祖父母が日本人のクワン(ガーディアンズ)、母方の祖父が日本人のイエリチ(ブルワーズ)も侍ジャパン入りを熱望。前回の主力・ヌートバーと層は厚い。森下、辰己らは、メジャー勢をも圧倒する来季の成績が必要となりそうだ。(侍ジャパン担当・阿見 俊輔)
報知新聞社