【海外】これがラスト!? ZX-10RRの2025年新型が登場、SBKレースはビモータとサテライトチームに移管へ
カワサキが欧州で2025年新型Ninja ZX-10RRのニューカラーを発表した。2023年型で可変ファンネルを採用する変更を受けており、今回はカラーチェンジのみ。レースはワークスチームが撤退との情報なのでこれがラストRRになる可能性もありそうだ。 【画像】新型ZX-10RR関連画像をギャラリーで見る(3枚) 文/Webikeプラス 市本行平
2025年のSBKは「Kawasaki Puccetti Racing」がワークスマシンを引き継ぐ
カワサキが欧州で2025年型Ninjaシリーズを発表し、ZX-10RRのニューカラーを公開した。従来のライムグリーンから渋いメタリックマットグラフェンスチールグレー(Metallic Matte Graphenesteel Gray)に変更し、メカなどのモデルチェンジは行われていない。 ZX-10RRは、2023年型で可変エアインテークシステム(VAI)を採用し、高回転域と低回転域でファンネルの高さを可変することで全域のパフォーマンス向上を実現。レース用ECUで機能する変更となるが、それでもZX-10RRがタイトル奪還するには至っていない。 また、新車発表とほぼ同時に、2025年シーズンよりSBKにおけるZX-10RRファクトリーマシンの運用をイタリアを拠点とするカワサキプッチェッティレーシング(Kawasaki Puccetti Racing)が引き継ぐことが発表され、カワサキファクトリーチームがSBKから撤退することが濃厚となった。 ただし、2024年4月にはビモータ by カワサキレーシングチーム(bimota by Kawasaki Racing Team)発足も明らかにされており、カワサキファクトリー=KRTはビモータとコラボしてSBKに参戦することが決まっている。マシンはもちろん10Rエンジンを積んだビモータ製になるはずだ。 ZX-10RおよびZX-10RRは2025年型でユーロ5+規制には対応しておらず、今後の去就が注目されている。
市本行平