阪神、歴代助っ人打者ランキング第2位。偉業成し遂げた”バットマン”
阪神タイガースの38年ぶり2度目の日本一達成で幕を下ろした2023年のプロ野球。日本シリーズで印象的な活躍を見せた1人が、シェルドン・ノイジーだろう。チーム初本塁打を含む2ホーマーを放ち、第7戦では決勝3ランを記録。シリーズの優秀選手賞にも選出された。過去を振り返ると、阪神に欠かせない存在となった助っ人たちが数多くいた。ここでは、阪神の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返る。【野手編】 【写真】プロ野球、球団別歴代助っ人ランキング(投手・野手) ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第2位 マット・マートン
右投右打 外野手 在籍年数 6年(2010~2015) 成績 832試合、打率.310、1020安打、77本塁打、417打点、27盗塁 巧みなバットコントロールで安打を量産したマートン。試合中に取る「マートン・ノート」は投手、審判などの特徴が詳細に記されているようで、研究熱心な選手としても知られている。 アメリカ合衆国出身、身長185センチ、体重99キロ。ジョージア工大から、2003年MLBドラフト1巡目補完(全体32位)でボストン・レッドソックスに指名され入団。05年にシカゴ・カブスでメジャーデビューを果たし、51試合の出場ながら、打率.321をマーク。翌06年にはレギュラーの座をつかむと、打率.297、13本塁打、62打点、OPS.809の成績を残した。しかし、翌年以降は徐々に出場機会を減らし、オークランド・アスレチックスやコロラド・ロッキーズでもプレーしたが、メジャー定着は叶わなかった。 阪神では2010年からプレー。初年度からその打棒を爆発させた。1年目は全試合に出場し、打率.349、214安打、17本塁打、91打点で最多安打とベストナインを獲得。シーズン214安打は当時の日本新記録となった。この年の阪神は、マートンを筆頭に打線が機能し、シーズン740得点を挙げている。 翌2011年は打率.311、180安打をマーク、2013年には打率.314、178安打をマークし、ともに最多安打とベストナインを獲得。2014年に打率.338で4度目のベストナインと初の首位打者に輝くなど、その活躍でチームを牽引した。
ベースボールチャンネル編集部