【高校サッカー】トレンド1位の東海大相模、佐藤碧がロングスローで魅せた ファーサイドまで飛ばす強肩
◇第103回全国高校サッカー選手権 準々決勝 明秀日立 ー 東海大相模(2025年1月4日 U等々力) 初出場の東海大相模(神奈川)が23年インターハイ王者の明秀日立(茨城)に2-1で逆転勝ちし、準決勝(11日、国立競技場)進出を決めた。0-1の前半40分、MF沖本陸(3年)がヘディングで同点弾。後半25分にはMF高畑旺崇(3年)が勝ち越しゴールを決めた。国立の舞台へ駒を進める快進撃に、X(旧ツイッター)では「東海大相模」がトレンド1位となった。 東海大相模はDF佐藤碧(3年)が武器のロングスローでもたびたび観客を沸かせた。ゴール前はもちろん、ファーサイドまで飛ばすロングフィードも見せ、日本テレビ系の中継で解説を務めた元日本代表DFの中澤佑二氏は「GKの前に落とすイメージはあったと思いますけど、目先を変えてきた可能性はありますね」と感心した。 2-1で迎えた後半32分には左サイドからニアへのロングスローを味方が合わせてネットを揺らしたが、相手GKへのファウルがあったとして惜しくも得点にはならなかった。 テレビ中継では、日本ハムからドラフト2位指名を受けた野球部の藤田琉生投手(3年)が応援する姿も映し出された。少年時代は野球でも遊んでいた“強肩”佐藤は、藤田ら野球部からアドバイスを受けることもあったという。