鹿沼市幹部職員殺害事件の被害者遺族 小佐々さんが心情語る
とちぎテレビ
11月25日から来月1日までは犯罪被害者週間です。宇都宮市で28日、犯罪被害者を支援するつどいが開かれ、鹿沼市の幹部職員殺害事件の遺族が講演しました。 この「犯罪被害者支援県民のつどい」は、被害者や遺族を社会全体で支えていくことを考えようと、「被害者支援センターとちぎ」が開いたもので、およそ220人が参加しました。 つどいでは被害者支援センターとちぎの水沼冨美男理事長や、センターの顧問を務める福田富一知事らがあいさつし、犯罪被害者支援の必要性やさらなる協力を呼びかけました。 講演では、行政対象暴力事件が注目されるきっかけとなった、2001年に起きた鹿沼市幹部職員殺害事件の遺族小佐々洌子さんが、被害者の心情を語りました。事件後、小佐々さんは被害者支援センターとちぎで、支援活動補助員として被害者の支援活動にあたり、2019年からセンターの理事を務めています。小佐々さんは事件発生から犯人逮捕や裁判を傍聴した体験、さらに風評被害などの2次被害で23年間、被害者遺族として過ごしてきた日々は、つらかったことがあまりにも多かったと振り返りました。
とちぎテレビ