イスラエルに「化石賞」 環境団体、ガザ侵攻を非難
【ドバイ共同】世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク」は10日、対策に後ろ向きな国に送る「化石賞」にイスラエルを選んだと発表した。人権が軽んじられる国際社会の下で公正な気候変動対策は不可能だと指摘し「世界人権デー」の10日に合わせ、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ侵攻を非難した。選定理由にイスラエルによる「意図的な虐殺」を挙げた。 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の会場で、授賞式を模したイベントを開いた。化石賞は会期中に複数回発表。11月30日の開幕以降、火力発電重視の姿勢を堅持する日本も2回選ばれた。