【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol.3】ジュリアvs高橋奈七永~前編~奈七永マリゴ合流にジュリアが「救われた」理由【週刊プロレス】
神様、仏様、奈七永様
5月20日、後楽園ホールで旗揚げする話題の女子プロレス新団体「マリーゴールド」。その中心人物であり、世界最大のプロレス団体「WWE」移籍もウワサされるジュリアが週刊プロレスで連載している「お騒がせ症候群」の番外編として、旗揚げメンバーとトークバトルを展開。その第3弾のゲストは高橋奈七永! 女子プロ界の人間国宝と言われるベテランはなぜマリーゴールドに参加したのか。ファン時代から奈七永に大きな影響を受けたというジュリアはレジェンドのマリゴ合流に感謝を隠し切れないが、その理由とは…。ジュリアvs奈七永トークバトルの後編は5月5日(日)午前10時ごろ公開予定です! マリーゴールドオリジナルメンバーのスペシャルグラフ
強烈エルボーで「ジュリアという選手がわかった」
――マリーゴールド旗揚げ記念対談第3弾のゲストは…。 ジュリア「奈七永さんです!」 奈七永「いぇーい! よろしくお願いします」 ――先日おこなわれたマリーゴールド決起集会の最中に収録しているのでお酒を飲みつつ、テンション高めでお届けしています! ジュリア「対談の3人目のゲスト、めちゃくちゃ悩んだんです。最初が弓月で、2人目がMIRAIちゃん。ちょっと言いずらいんだけど、こういう企画ってちょっとずつ中だるみするじゃないですか。なので、インパクトのある人に来てもらいたいなと思って、国宝様に!」 奈七永「そういうことなんだ、私でいいのかな?」 ジュリア「もちろんです! とりあえず乾杯!」 奈七永「かんぱーい!」 ――一緒にお酒を飲むことなんてあるんですか? 奈七永「今日で3回目かな」 ジュリア「2回目はジュリ番もいたよね」 ――去年行きましたね! ジュリア「1回目は私と奈七永さんと中西百重さん」 ――すごいメンバー! ジュリア「超緊張したの覚えてるよ(笑)」 奈七永「世界のジュリアなのに(笑)」 ジュリア「やっぱりファン時代から見てる方なので」 奈七永「そうなの?」 ジュリア「はい。一番印象的だったのは田中将斗さんとの試合で」 ――2016年1・11後楽園ですね! ジュリア「当時、女子プロレスもいろいろ見てたんですけど、あの試合は特大インパクトでした。正直言うと、男子と女子の試合、ミクスドマッチってあまり好きじゃないんですよ。女子が頑張るけど、やっぱり男子との体力差は否めないし、男子が手加減してるの見え見えだし。たまに男子が全力を出すと残虐に見えちゃう」 奈七永「ホントは私も好きじゃない」 ジュリア「でも、奈七永さんと田中将斗さんの試合は、そういう固定観念がひっくり返るぐらいの衝撃で。田中さんはヤバいくらいガンガンいくし、奈七永さんはそれに当たり負けしてないし」 奈七永「最後スライディングDでやられちゃったんだけど、マジで記憶飛んだからね(笑)」 ジュリア「マジすかぁ…エグいなぁ。 でも男子と男子の、すごいシングルマッチを見てるみたいな感覚でした」 奈七永「だけどジュリアと初めて試合した時に食らったエルボーもマジヤバかったよ(※2022年10月22日、後楽園ホール)」 ジュリア「ありがとうございます!初めて奈七永さんと試合するってなって、とにかく興奮してて。それに全力以上を出さなきゃ失礼だよなって思って、思いっきり」 奈七永「いや、それでいいと思う。試合前も試合後もほとんどしゃべったことなかったけど、あのエルボーを食らった時、ジュリアっていう選手のことがなんとなくわかったし、自分の歴史が一気に頭のなかを巡ったんだよね。それでなんか面白くなっちゃって」 ――そういう相手ってけっこういるものなんでしょうか? 奈七永「今までの歴史で思い浮かぶ選手は片手で数えられるぐらい。でも、それこそ全女時代は全部の攻撃が基本ヤバかったから」 ジュリア「あの時、アルファ・フィメールがフライトトラブルで急きょ欠場になって。直前のカード変更でガッカリしてるお客さんがいるかもしれない、それでもこの試合が見れて良かったって思わせなきゃって気合入ってて」 奈七永「お客さんめっちゃ沸いたよね?」 ジュリア「沸いてましたっけ? 私、他の事ぜんぜん覚えてないくらい(※目の前の奈七永に両手を向けて)こうなってた(奈七永さんしか見えてない)んだと思います」 奈七永「そっか。ただ単にカタいエルボーを入れてきたんだったら、何も感じないし、私もブチ切れてたと思う。だけど、なんかそれ以上の思いを感じてうれしくなっちゃったんだよね」 ――レスラーじゃないとわからない感覚ですね。 奈七永「ニヤニヤしちゃう。ダメージはめっちゃあったし、骨を打たれたみたいな感じだったんですよ。でも、それが嬉しかった。これだけ思いを込めて来てくれるんだって」 ジュリア「いまそれを聞いてめっちゃ嬉しいです。強烈なエルボー嫌がる人、たまにいるから」 ――強烈な攻撃は誰でも嫌がるのでは? ジュリア「ちょっと言い方が難しいんだけど、『全力でこい!』って言っておきながら、受け止めきれずに当たる瞬間に避けてしまう人とか。『思いきり来いって言ったの、誰だよ!』って。奈七永さんはガッチリ受け止めてくれた」 ――逆の立場だったらどうですか? ジュリア「嬉しいですよ。その分自分も思い切りいけるしね。」
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