「緩みがあったと言われても仕方ない」マリノス上島拓巳がルヴァン杯準決勝で失点を招いたワンプレーを悔やむ「チームを苦しくしてしまった」
後半の立ち上がりにセットプレーから失点
[ルヴァンカップ準決勝第2戦]名古屋 1-2 横浜/10月13日/豊田スタジアム ルヴァンカップ準決勝の第2戦、敵地で名古屋グランパスと対戦した横浜F・マリノスは、攻守にアグレッシブなサッカーを展開して2-1で勝利。ただ、ホームでの第1戦に1-3で敗れていたため、2戦合計3-4で準決勝敗退となった。 【画像】最後まで諦めず選手たちを鼓舞し続けた横浜F・マリノスサポーター! 「緩みと言われても仕方のないような軽率な失点だった」 第2戦の試合後にそう悔やんだのは、横浜のCB上島拓巳だ。 1点リードで迎えた46分、名古屋の左サイドからのスローインの場面。山岸祐也のマークについた上島は、背後に流されたスローインのボールに目を奪われると、その一瞬の隙を突かれてフリーにしてしまった山岸にネットを揺らされた。 横浜は2点差をひっくり返さなければ決勝への切符を掴めないなか、14分までにセットプレーから2失点を喫した第1戦とは異なり、第2戦は高い集中力を持って試合に入ったように思う。 上島も前半は持ち前の対人守備の強さを発揮し、スピードのある名古屋の永井謙佑を封じ込めていた。しかし、後半の立ち上がりにセットプレーから失点。「ディフェンスラインもハーフタイムが終わる時に、入りは集中しようって声をかけていた」(小池龍太)だけに、上島は注意するべき時間帯と形から失点を招いたワンプレーに唇を噛む。 「前半はすごく良い入り方をして、自分たちの狙い通りのゲーム展開だったから、後半の入りの不用意な失点でチームを苦しくしてしまったことが、今日のすべてだと思う。 自分自身も狙い通りのプレーができていただけに、本当にあのワンプレーだけが心残りというか、後悔しても取り返しのつかないようなミスだった」 ミックスゾーンで反省しきりだった上島は、この経験を自身のさらなる成長に繋げられるか。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)