“OASIS再結成”に高まる期待 イギリス在住ライターが見た、意味深ティザー初公開となったフェス現場の様子
OASISが、8月26日に公式X(旧Twitter)および公式Instagramに「27.08.24」「8am」という文字が描かれた動画を投稿。バンドの中心人物である、ノエル・ギャラガー(Gt/Vo)とリアム・ギャラガー(Vo)のギャラガー兄弟も自身の公式Xにて同動画を投稿していることから、再結成の噂が浮上している。 【画像】OASIS 再結成を告げる意味深なティザー? OASISは、兄ノエル・ギャラガーが脱退したことで、2009年に解散。“兄弟の不仲”が原因とされており、解散以降もSNSやメディアを通して数々の舌戦を繰り広げていた。これまでも再結成の噂は度々流れていたが、兄弟のどちらかによって否定されることが多く、実現は難しいように思われていた。しかし今回は兄弟が同じ動画を投稿しており、母国イギリスの大衆紙「The Sun」電子版でも、「間違いなく、間違いなくオアシスの再結成が確定、解散から15年を経てバンドは今週カムバックを発表」(※1)と報道していることで、再結成に現実味が出てきている。 動画の投稿に先立ってリアム・ギャラガーは8月25日、イギリスの音楽フェスティバル『Reading and Leeds Festivals 2024』に出演。OASISの1stアルバム『Definitely Maybe』発売30周年に合わせて、同アルバムからの楽曲を中心に披露した。ステージ終了後、前述のSNS投稿に使用された動画がモニターに公開され、これが本動画の初公開となった。 同フェスにてリアム・ギャラガーのステージに立ち会った、イギリス在住のライター 大和田茉椰氏は次のように語る。 「OASISは、聴かない日はないくらい毎日誰かが路上ライブで歌っているほど、イギリスでは老若男女に愛されている国民的バンド。会場でもOASISのTシャツを着ている観客が一番多かった印象です。他のステージはアーティストによって若い客層に偏るような場合もありましたが、リアム・ギャラガーのステージには大人から若者、家族連れといった幅広い世代が集まっていました。本来ノエル・ギャラガーの歌唱曲である『Half the World Away』をリアム・ギャラガーが『ノエルに捧げる』と前置きして歌ったのですが、それまで大声で合唱をしていた観客が、本楽曲の時は聴き入っている様子でした」 ステージ終了後に動画が公開された時の様子については、意外な反応だったという。 「動画が公開された瞬間は、叫んだり、飛び跳ねたり、熱狂が生まれるというよりは“ざわざわ”と驚きの波が広がっていくような雰囲気でした。数日前からOASIS再結成の噂が囁かれていたこともあり、『本当に再結成するのかもしれない』という期待がみんなの頭の中にあったのかもしれません」 まだ現時点では、明日の発表が本当に再結成なのかは分からない。明日の発表まで楽しみに待ちたい。 ※1:https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/30077114/oasis-reunion-confirmed-historic-comeback-concert/
伊藤聡志