【展望】佐賀北、唐津商、北陵、東明館の春季九州大会出場組中心も大本命不在で混戦必至/佐賀
第106回全国高校野球選手権佐賀大会の組み合わせ抽選会が13日、佐賀市内で行われた。7月6日開幕、同22日決勝予定。出場36チーム。今夏は全試合、佐賀県立森林公園野球場を舞台に熱戦が繰り広げられる。 佐賀大会は、今春九州大会出場の佐賀北、唐津商、北陵、東明館が中心も、実力伯仲で大本命不在の混戦となりそうだ。 全国制覇した07年の再現を目指すシード佐賀北は、厳木との初戦から「がばい旋風」再びへの挑戦が始まる。「炎の中継ぎ」と称された元ダイエー投手の故藤井将雄氏(享年31)をOBに持つシード唐津商は、唐津南と初戦。中国の春秋戦国時代を舞台にした人気漫画「キングダム」作者、原泰久氏の母校の東明館は佐賀学園と初戦。北陵は東明館対佐賀学園の勝者との対戦が決まった。 昨夏代表の鳥栖工は1年生ながら甲子園で144キロを投げた右腕、松延響投手(2年)の成長がカギを握る。鳥栖との初戦から連覇に挑む。94年夏の甲子園で全国制覇した佐賀商は、太良と対戦する。