ほろ苦初登板から成長 ソフトバンク・ドラ1ルーキー前田悠伍、5回無失点「まだまだレベルは低いけど」【みやざきフェニックスリーグ】
◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク5―7楽天(15日、SOKKEN) ソフトバンクのドラフト1位ルーキー、前田悠伍投手(19)=大阪桐蔭高=が苦い経験を糧に成長した姿を披露した。 ■まるで映画のワンシーン、球場入りする柳田悠岐【写真】 先発で5回を3安打無失点。1軍デビューした1日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)以来、中14日での実戦マウンドだった。 2、3回は安打と失策で走者を背負ったが、それぞれ後続を切った。圧巻だったのは4回。先頭打者に中前打を許したが、スライダーとチェンジアップで3者連続空振り三振を奪った。「まだまだレベル的には低いけど、これからもっとレベルを上げたい」。自己評価は辛口ながら、76球を投げて無四球。最速は146キロだった。 1軍初登板だった1日のマウンドは、3回8安打6失点と苦しんだ。「体が前に突っ込んだり、体が開いてしまう癖がずっと出ていたので、意識して投げた」。反省を踏まえての登板は、打たせて取るピッチングで内野ゴロを重ねた。「低め、低めを意識して、投げミスがないようにやっていた。それが結果につながって良かった」とうなずいた。 チームは16日からクライマックスシリーズファイナルステージに挑むが、ルーキー左腕はさらなる成長を目指し、ファームでの鍛錬に取り組む。 (浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社