【開幕特集】今オフは新戦力を積極補強…昨季圧倒的なパフォーマンスを見せた24歳FW原大智が京都のキーマンに | J1リーグ
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チーム紹介
曺貴裁体制3年目となった昨季は、オフにDF、MF、FWと万遍なく補強して新シーズンに臨んだ中、21年ぶりとなる3連勝を記録したと思えば、6連敗を喫してしまうなど不安定な戦いに終始。ただ、途中加入の原大智の活躍もあって終盤戦は盛り返し、残留争いを何とか抜け出して13位でシーズンを終えた。 今オフは井上黎生人ら主力選手も数人抜けたが、大幅に戦力ダウンすることなく、新たに即戦力として期待される選手を獲得するなど補強に抜かりがない。チームスタイルをさらに進化させつつ、強力なチームを構築することができるか。昨季以上の成績を目指す京都の戦いが幕を開ける。
注目選手紹介:原 大智
生年月日:1999年5月5日(24歳) 昨季成績:13試合7得点 昨季のパフォーマンスは圧倒的だった。シント=トロイデンから7月に京都へとやってきた原は、加入後3試合目となった第23節の北海道コンサドーレ札幌戦で決勝点を奪うと、次のアビスパ福岡戦では2得点を奪って再びチームの勝利に貢献。翌節のヴィッセル神戸戦は敗れこそしたが、ここでも得点を奪い3試合連続ゴールを奪取し、最終的には13試合7得点で、ゴールを奪った試合では4勝2敗という成績を残した。 昨季の成績を考えても、フルシーズン戦える今季、どれだけの得点を奪えるかは注目点。ストライカーとして一皮向け、得点王争いに食い込んでくることがあれば、チームを上位争いに導くことができるはずだ。
注目選手紹介:鈴木 冬一
生年月日:2000年5月30日(23歳) 昨季成績:11試合0得点(スイス・スーパーリーグ) スイスでの4シーズンを経て、さまざまなポジションをこなせるユーティリティアタッカーが帰還した。 湘南ベルマーレに加入したのは2019年のこと。各世代別代表でもプレーしていた鈴木は、さっそくJ1の舞台で22試合に出場して存在感を示した。翌年は開幕スタメンこそ勝ち取ったが、シーズンを通して見ると大きな成績を残すことはできず。そのままオフにスイスへと旅立つことになった。 スイスのローザンヌでは4シーズンでリーグ戦83試合に出場。確かな経験を得て、今回、日本に戻ることになった。若い選手が多い京都にとって、鈴木の経験はチームに好影響をもたらす可能性が高い。あとはピッチでどれだけ存在感を発揮できるか。