工藤美桜&尾碕真花、過酷な撮影乗り越え絆深める「何もかもが愛おしい、好きと思うぐらい」<コールミー・バイ・ノーネーム>
1月9日(木)よりスタートするドラマフィル「コールミー・バイ・ノーネーム」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の完成披露トークイベント&1話先行上映会が1月7日に都内にて行われ、W主演の工藤美桜と尾碕真花、監督の枝優花氏が登壇。演じた感想などを語った他、物語にちなんだ「あだ名付け」企画や互いに向けたラブレターを披露した。 【写真】工藤美桜&尾碕真花、互いのネーミングに爆笑 ■不器用な思いと切なさがほとばしる、新世代のガールズラブストーリー 英知大学に通う世次愛(よつぎ・めぐみ)は、ゴミ捨て場に捨てられていた美しい女性・古橋琴葉(ふるはし・ことは)と出会う。つかみどころのない琴葉を自宅に招いたことをきっかけに友人になりたいと思う愛だったが、その提案はすげなく拒否されてしまう。 そして、琴葉という名前は改名後のものであることを知る。そんな琴葉が代わりに提案してきたのは、本当の名前を当てられるまで「恋人」でいること。そして、仮初めの交際の中で彼女の本名を当てられたら願い通り「友人」になるという奇妙な賭けだった。 後に引けずその賭けに乗ることになった愛は、琴葉と「恋人」としてぎこちなくも関係を深めていくが、彼女の名前に隠された過去が現在に牙をむくようになる。 他人と向き合うこと、自分を受け入れること、幸せを知ることを描く、不器用な思いと切なさがほとばしる、新世代のガールズラブストーリー。 ■「私にはないものをいっぱい持っている」 世次愛を演じた工藤は「愛は立ち向かえる強さがある女の子で。でも、ちょっと繊細な面もあって、ピュアというか子どもらしい一面もあったり、いろいろな面がある女の子で、私にはないものをいっぱい持っているので、演じられて楽しかったです」とコメント。 古橋琴葉を演じた尾碕は「もう本当に一言、難しかったです。ミステリアスで人を惹きつける色気や魅力がたくさんあって、私とはかけ離れたキャラクターだったので、まずはこのキャラクターの輪郭を捉えるのが本当に大変で苦労しました。とにかくゆっくり落ち着いて喋るということを意識しました」と振り返った。 続いて、互いの印象や撮影現場で見つけたギャップなどを踏まえ、本当の名前があるならばどんな名前だと思うか、互いにネーミングするコーナーが設けられた。 工藤は尾碕について「シーフード姫」と回答。そして、「絶対これだと思ったのが、『今何食べたい?』と聞くと、毎回絶対『白子』と返ってくる(笑)。白子とか牡蠣とか、いつもシーフードが出てくるなというのと、真花ちゃんがお姫様になりたいと言っていたのが結構印象的で。なので、お姫様にしてあげようと(笑)」と明かした。 そんな尾碕は工藤について「“ふわふわ軸”にしました。話していてもふわふわとしていて柔らかい印象があるんですけど、自分の軸がしっかりしているというか、こうしたいという考えがしっかりあるイメージなので、ふわふわだけじゃない、軸がしっかりしているんだというので、安易に“ふわふわ軸”になってしまいました(笑)」と解説した。 ■「一緒にいればいるほど、もっと知りたいな、好きだなと感じていました」 海でのシーンやシリアスな場面など、過酷な撮影を共に乗り越えた2人が、互いへの思いをしたためた手紙を読み上げる一幕も。工藤は尾碕へ「今日は久しぶりに会えてとてもうれしいです。真花ちゃんの顔を見ると、どこか安心する私がいます。それはコルミノ(コールミー・バイ・ノーネーム)の撮影期間で、愛としても私としても、琴葉・真花ちゃんの存在に救われていたからだと思います」とメッセージ。 続けて「真花ちゃんは潔く、物事をしっかりと伝えられる頼もしさがあってかっこいいと思う面と、話してみると、かわいいものが好きだったり、よく笑うし、おちゃめな面もあって。一緒にいればいるほど、真花ちゃんのことをもっと知りたいな、好きだなと感じていました」と笑顔を向ける。 そして、「不安なときとかうれしいときとか、どんなときも私のことを思った言葉をかけてくれて、すごくうれしかったです。心が温かくなったし、すごく鼓舞されました。初主演という大きな作品で、一緒にいてくれたのが真花ちゃんで良かったなと心から思います。本当にありがとう。また一緒にお芝居できますように。そして、まだ2人でご飯に行けていないので誘います。一緒にご飯食べてください。まだ知らない真花ちゃんを教えてね」と伝えた。 メッセージを受け胸がいっぱいになった様子の尾碕は「連日ハードな撮影が続いていた中、美桜ちゃんは本当にずっとにこやかで癒しの存在でした。そんな美桜ちゃんに今だから言えることで、中盤あたりから私が何かする度に『えーかわいい!きれい!』と言ってくれるから、それを真に受けて、バクバクおやつやご飯を食べてしまっていました。集中力のない私をずっと隣で支えて、愛でいてくれてありがとう。早くおいしいご飯食べに行こうね」と応えた。 最後に作品の見どころについて、尾碕は「映像がとてもきれいですてきで、監督、役者陣だけじゃなく、照明部の皆さんだったり、各技術の部署の皆さんが一つになって同じ方向を向いて走った作品になりました。それがすごく出ていて、すてきないい作品になっていると思いますので、楽しみに待っていただけたら」と呼び掛ける。 そして、工藤が「見どころと言ったらもう全部!と言いたいところなんですけど、真花ちゃんも言ったとおりに、全員で一丸となって一カット一カットみんなでこだわりを込めて全力でぶつかって撮った作品です。何もかもが愛おしい、好きと思うぐらい、私たちもとても『コルミノ』を愛しているので、皆さんにとってもそんな作品になればいいなと思っています。皆さんの心に何か届きますように。本日はありがとうございました」とあいさつし、イベントは終了した。