今年再ブレーク DAIGOの魅力とは?
2015年も残すところあとわずか。今年も歌手で俳優の福山雅治や山本耕史の電撃婚など、さまざまな男性芸能人のニュースが大きな注目を集めた。そんな中、この1年間を振り返って公私両面で話題を振りまいた人物といえば、歌手のDAIGOだ。 家系を隠し続けたDAIGO、それを解禁した理由とは?
公私にわたり話題を振りまいたDAIGO
プライベートでは人気女優の北川景子との交際が発覚。仕事面では、8月に日本テレビ系で放送された「24時間テレビ38 愛は地球を救う」でチャリティーマラソンランナーを務めた。07年にDAIGO☆STARDUSTからDAIGOに改名し、竹下登元首相の孫という出自を解禁し、「うぃっしゅ!」の決めゼリフでブレークを果たしたDAIGOにとっては、2度目のブレークと言ってもいいだろう。 現在は、ロックバンド「BREAKERZ」のボーカルとして、タレントとして活躍するDAIGOの人気の理由の一つが、その好感度の高さにあるわけだが、音楽番組のディレクターはこう明かす。 「ロック歌手というと、無骨でクールなイメージがありますが、DAIGOさんはサービス精神も旺盛で、周囲への気配りもすごい。大勢のアーティストが共演する音楽番組なんかでは、他の人が歌っている時も曲にあわせて腕を振り上げたり、手拍子をしたり、率先して盛り上げようとします。自分がカメラに抜かれたり、ワイプに映るタイミングでそういうアクションをする人は他にもいますが、カメラの存在に関係なく、自然とそういう行動をするあたりに人の良さがにじみ出ていますよね」
30代目前でブレークした意外な苦労人
こうしたDAIGOの人間性を語るうえで、育ちの良さを上げる向きも多い。実際、竹下登元首相の孫として幼少期は裕福な家庭で育ったのは事実だが、単なる“苦労しらずの良家のお坊ちゃん”かというと、そうでもないようだ。 DAIGOを古くから知る音楽誌の編集者は語る。 「テレビ越しにも人当りの良さがにじみ出ているDAIGOさんですが、じつはかなりの苦労人です。大学を中退してプロを目指してバンド活動に精力を注ぐも、バンドは解散。それでも単身でライブハウスや地方のラジオ局を回り、自らソロ歌手として営業する日々を送っていました。そうした中、氷室京介さんに見出されてDAIGO☆STARDUSTとしてメジャーデビューを果たすわけですが、その後もショッピングセンターの広場で歌うなど長い下積みの日々を送り、実質的にブレークしたのは30代に入ってからという、かなりの遅咲きですからね」 ブレークのキッカケとなった竹下登さんの孫という出自に関しても、ロック歌手という立場から強いコンプレックスを抱いており、“最後の賭け”の瞬間まで頑なに隠し続けていたという。 実際、DAIGOはバラエティー番組のオファーをキッカケに出自を“解禁”したことについて、「30代を目前に、『BREAKERZ』を世に知らしめるための最後の賭けだった」とし、「音楽という自分がやりたいことをやって、おじいちゃんとは関係のないところで勝負したいというのがすごくあって。デビューした後も、自分からはずっと言わなかったんですけど、やはりそういう家系で育ってきたこともあって、若い頃には『アイツはハングリーじゃないんじゃないか?』とか、色んな言われ方をしたこともありました」と当サイトのインタビューで明かしている。