渋野も古江も山下もみんな「NXグリーン」じゃん! ちょい待てよ、中古でいくら?
ツアーAD、アッタス、そしてスチールシャフトの老舗も評価急上昇
上田桃子はグラファイトデザイン「ツアーAD」シリーズの最新モデル「ツアーAD GC」を使用。「ツアーAD UB」(2021年)は、竹田麗央が使っている。手元にしなり感があり叩けるシャフトで飛ばし屋にマッチしている。 稲見萌寧が長年選んできた「The ATTAS(ジ・アッタス)」(2018年)、西郷真央が選ぶその後継「The ATTAS V2」(2023年)はいずれもUSTマミヤのシャフト。どちらもクセのない中調子で、2万円台中盤で購入できる。
米国発モデルで2023年から日本にも登場した「LIN-Q」シリーズも使用者を増やしている。原英莉花、小林夢果が「LIN-Q M40X」(2023年)をチョイス。しっかり感がある元調子で、ハードヒッター好みだ。3万円台前半から見つかった。
また、ここ数年で使用者が増加傾向にあるのがアイアンのスチールシャフトで圧倒的なシェアを誇る日本シャフト。ウッド用カーボンシャフトの評価も高まっている。「レジオフォーミュラMB+」(2021年)が人気で、佐久間朱莉、藤田さいき、森田遥が愛用。全体がバランスよくしなる、クセのない一本で、稲見萌寧も「レジオフォーミュラM+」(2019年)を選んだことがある。
純正シャフトも侮ることなかれ
以前は、純正シャフトと言えば中古市場でも二束三文だったが、ピン、テーラメイド、キャロウェイなど人気ドライバーの標準モデルは、ヘッドの流通数も多いため人気がある。1万円台中盤になることも珍しくない。
やはり自分にマッチするか、しないかが重要で、鈴木愛は契約先であるピンの純正「ALTA J CB」を長く使っている。我々にも参考になるだろう。もちろん、装着されているスリーブが自分のドライバーと互換性があるか、長さが合うかは購入時にしっかりチェックしたい。(文・田島基晴)