浜崎あゆみがお気に入り 24歳・古江彩佳の挑戦歴を振り返る
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 最終日(14日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71) 【画像】古江彩佳の涙 古江彩佳が日本人史上4人目の女子メジャー制覇を達成した。アマチュア時代から世代を牽引し、2年前から米ツアーに本格参戦。24歳のキャリアと素顔を振り返った。
神戸から世界へ
2000年5月27日、兵庫県神戸市生まれ。3歳の時、母・ひとみさんが職場のコンペに参加するために出向いた練習場でゴルフを始めた。 その後、未経験だった父・芳浩さんの指導を受け2015年に「全国中学選手権」で優勝。滝川第二高時代にナショナルチームで活躍し、3年時の18年「トヨタジュニアワールドカップ」では西村優菜、安田祐香と日本の女子団体を3年ぶりの優勝に導いた。米国でプレーする今も、父がスイングコーチ。
アマチュア優勝
19歳のアマチュアとして出場した2019年「富士通レディース」で日本女子ツアー初優勝。宮里藍や勝みなみ、畑岡奈紗らに続く史上7人目のアマ優勝の快挙を達成した。 同年の最終プロテストを免除され、すぐにプロ転向。当時は「(国内ツアーで)賞金女王になることが子供のころからの夢。それを早く達成したいのと、ジュニアゴルファーから憧れられる選手になりたい」と話していた。
プラチナ世代の牽引役 日本で通算8勝
同学年の西村、安田、吉田優利らいずれも2000年生まれの女子プロは、畑岡奈紗や渋野日向子ら“黄金世代”の2学年下、“プラチナ世代”または“ミレニアム世代”としてゴルフ界の一大勢力になった。 古江は世代を最前線で牽引。コロナ禍で2年にまたがった2020―21年シーズンは6勝をマークし、賞金ランキングで稲見萌寧に次ぐ2位に入った。プロ転向直後の2020年3月から富士通とスポンサー契約、21年3月に所属契約を締結。22年「富士通レディース」で大会3勝目、ツアー8勝目を挙げた。
米ツアー参戦初年度に初優勝
21年末の最終予選会に渋野とともに挑戦し、7位で通過して翌22年に米女子ツアーに本格参戦した。身長153cmの体をめいっぱい使ったしなやかなスイングによるショットと、パッティングの正確性を米国でも発揮した。 同年5月の「LPGAマッチプレー」で2位に入り、16試合目の7月「スコットランド女子オープン」で初優勝を飾った。2年目の23年はタイトルこそなかったが、年間ポイントレース(CMEグローブランキング)で日本勢トップの10位に入った。米国では母と一緒に遠征。食事作りも任せている。