FA制度などの見直しへ「いい話し合いができた」 選手会会長・會澤翼ら4選手がNPBとの“保留制度検討委員会”に出席
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会による保留制度検討委員会が1日に行われました。フリーエージェント(FA)制度の見直しなどが議論されるなか、選手会会長を務める広島・會澤翼選手は「いい話し合いができた」と振り返りました。 選手会はこれまでFA制度について「取得年数を国内外一律6シーズンに短縮」「人的補償の見直し」などを求め、NPBと話し合っていく委員会を設置。月に1度、議論の場が設けられていました。 この日はNPB側が全12球団参加したほか、選手会からも會澤選手、巨人の丸佳浩選手、ヤクルトの塩見泰隆選手、DeNAの桑原将志選手が出席。 委員会後に取材に応じた會澤選手は「(3選手に)来ていただいて率直な意見やどう思っているかを話した。思いが届いてくれたらいいなと思っています」とコメント。さらに「いい話し合いができた。12球団の思いを直接聞けたのはすごくプラスになりましたし、今後の議論のプラスになるなと思っています」と手応えを口にしました。 その一方で、選手会の森忠仁事務局長は「基本的な考えは変わらないけど、それで議論が進まないなら考えなきゃいけない。どこか譲らなきゃいけないところはある」とし、今後は譲歩もしながら折衝していく考えを明かしています。