【自律神経の乱れ?】ハーブティーで心身の緊張をゆるめる方法
メリハリのある暮らしが、質のよい睡眠につながる
多くの人たちを診てきた橋口さんがすすめるのは、メリハリのある暮らし方。 「若い頃と同じように寝られないと悩む方もいますが、年を取るとまとまった時間、眠る力は落ちてきます。そんなときは普段慣れないことをして頭や気を使うと、疲れてよく眠れるのです。 メリハリのある暮らし方をして、時にはリラックスする手段をいくつか持っておく。それが病気の予防にもつながります。そんなふうに健やかに年を重ねていきましょう」
心をゆるめるカモミールティーを取り入れてみて
胃の粘膜も保護する万能ハーブの“ジャーマンカモミール”。ポットを湯で温めておき、湯200mLに2~3gのハーブをいれ、3~5分ほど置く。湯気の中に含まれる揮発成分を十分に吸い込んで。レモンバームやレモングラス、リンデン、ペパーミントもおすすめ。
飲み終わった茶葉は煮出して、エキスをお風呂に入れて
ジャーマンカモミールティーを飲んだ後の茶葉は、鍋に入れ、適量の水で煮出したエキスをお風呂の湯の中に入れます。アロマオイルは原液のまま使用すると刺激が強過ぎて、緊張が高まることも。ハーブティーから漂う香りなら穏やかに作用します。
頭を使ったり、慣れないことをすると眠りやすくなる
快眠のコツは、脳と体の適度な疲れ。自分が普段あまりしない、語学の勉強やボランティア活動など新たなことに挑戦するとよく眠れます。個人差はありますが、約4時間熟睡し、さらに1~2時間ウトウトして計6時間くらい眠れば十分回復できます。 以上、全4回にわたり、張りつめた心と体のゆるめ方を紹介しました。自律神経を整えて、暑い夏を乗り越えましょう! 取材・文=野田有香(ハルメク編集部)、撮影=中西裕人 ※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年6月号を再編集しています。
ハルメク365編集部