「サーキュレーター」と「扇風機」の違いが分かりません。洗濯物を乾かしたいならコスパがよいのはどちら?
サーキュレーターと扇風機の電気代を比較してみた
サーキュレーターと扇風機のどちらにするかを決めるにあたり、電気代が気になる方もいるでしょう。電気代は、消費電力を基に以下の計算式で算出できます。 ●消費電力(ワット)÷1000×使用時間×31円(1キロワットアワーあたりの単価) ※単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価を参考にしています。 例えばあるメーカーのサーキュレーターの消費電力を調べてみたところ、27~39ワットでした。洗濯物を乾かすために最大風速で運転したと想定した場合、1時間あたりの電気代は以下の通りです。 ●39ワット÷1000×1時間×31円=1.209円 1日8時間、1ヶ月(30日と仮定)使った場合の電気代は、290.16円です。 一方で、あるメーカーの扇風機の消費電力は15~40ワットでした。洗濯物を乾かすためには最大風速で運転する必要があるため、40ワットで1時間あたりの電気代を算出すると以下の通りです。 ●40ワット÷1000×1×31円=1.24円 1日8時間、1ヶ月(30日)使った場合は297.6円です。 上記の例では、1ヶ月の電気代はサーキュレーターの方が約7円安くなることが分かります。また使用する時間によっても電気代は少し変わるため、サーキュレーターで効率的に洗濯物を乾かすことができれば、その分だけ電気代も安くなると考えられます。 ただし、最大風量での運転時の消費電力は使用する製品によって異なるため、購入前に確認しておくといいでしょう。
洗濯物を効率的に乾かしたいなら直線的かつ遠くまで風を送れるサーキュレーターが最適!
サーキュレーターは空気を循環させ、扇風機は風にあたって涼む目的があります。広範囲でやさしい風を送る扇風機に対して、サーキュレーターは強い風を直線的に遠くまで送れます。洗濯物を乾かしたい場合は、サーキュレーターの方が適しているといえるでしょう。 電気代に関しては、各製品の消費電力によって異なるため一概にはいえません。しかし使用時間が短ければ電気代をおさえられることから、効率的に洗濯物を乾かせるサーキュレーターの方がコスパはいいかもしれません。 いずれにしても、それぞれに使用目的は異なるため、上手に使い分けるといいでしょう。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A その他の質問 カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部