獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング1位。まさかのスキャンダル…。出場が許されなかった大器
2023/24シーズンの欧州リーグも終わりを迎えた。CL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのジュード・ベリンガムを筆頭に多くの選手が新天地で活躍した一方で、期待外れに終わった選手もいる。今回は、今シーズン新天地を求めた新戦力の中から活躍できなかった選手をランキング形式で紹介する(移籍金は『transfermaekt』を参照)。
1位:サンドロ・トナーリ(イタリア代表) 生年月日:2000年5月8日 所属クラブ:ニューカッスル(イングランド) 移籍金:6400万ユーロ(約89.6億円) 今季リーグ戦成績:8試合1ゴール0アシスト 不名誉なワースト補強ランキング1位には、昨夏にニューカッスルが獲得したサンドロ・トナーリを選出した。このイタリア代表MFは昨年10月に賭博問題が発覚し、10カ月の出場停止処分が言い渡された。出場停止処分は8月27日まで適応されるため、来季も開幕から数試合に出場することができない。 まさかのスキャンダルでシーズンを棒に振ったトナーリだが、本来は21年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に伴うクラブの目玉補強として期待されていた。6400万ユーロ(約89.6億円)の移籍金はアレクサル・イサクの7000万ユーロ(約98億円)に次ぐ歴代2位。ブルーノ・ギマランイスと並んで、高い強度が求められるニューカッスルの中盤でキーとなる存在だった。 しかし、先述した通り10月のスキャンダル発覚によって残りのシーズンは全休に。今季のニューカッスルは最終ラインの選手をはじめ、多くの選手が怪我に苦しんだが、その中で不用意な形での出場停止処分は痛手どころでは済まされないほどチームにとってマイナスだった。 賭博問題が発覚して以降トナーリは公の場に現れていないが、過去の問題を払しょくし、生まれ変わった姿をサポーターに見せることができるだろうか。
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