マウイ島の山火事“送電線の通電止めず被害拡大” 郡が電力会社を提訴
これまでに115人の死亡が確認されたハワイ・マウイ島の山火事で、マウイ郡は24日、送電線の通電を止めなかったことが被害拡大につながったとして電力会社を提訴しました。 マウイ島で今月8日に発生した山火事では、これまでに115人の死亡が確認され、いまもなお、高層住宅や商業用の建物などで捜索が続けられています。 マウイ郡は24日、電力会社が送電線の通電を止めなかったことが被害拡大につながったとして、電力会社4社を相手取り損害賠償を求める訴えを起こしました。山火事が発生する前の今月7日に気象当局が山火事警報を出していて、もし電力会社が通電を止めていれば、人命が失われ、歴史的な建物の多くが損害を受けることはなかったなどと主張しています。 壊滅的な被害を受けたラハイナでは、電線が落ち、草に引火したことが火元のひとつとなった可能性が指摘されていて、住民らもこれまでに同様の訴訟を起こしていました。
