バロンドール候補者30名が発表! CL王者レアルからベリンガム、ヴィニシウスら最多6名
フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は4日、2024年の男子バロンドール候補者30名を発表した。 バロンドールとは、世界中のジャーナリストによる投票で決定される世界年間最優秀選手賞のこと。1956年に『フランス・フットボール』によって創設された。2010年にはFIFAとのパートナーシップにより、名称を“FIFAバロンドール”と改めたが、契約満了に伴い2016年から『フランス・フットボール』主催のバロンドールが復活。2024年からはUEFA(欧州サッカー連盟)がパートナーシップを締結し、『フランス・フットボール』を運営する『Groupe Amaury』とバロンドールを共同開催することになった。なお、昨年はインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、史上最多更新8度目の受賞を果たしていた。 また、2022年からは評価期間が大幅に見直され、これまでは1月から12月までだった評価期間が、8月から翌年7月までに移行されていた。つまり、欧州の主要リーグのシーズンに合わせた形となり、今回であればクラブチームは2023-24シーズンが対象。ナショナルチームの大会としては、今夏にEURO2024やコパ・アメリカ2024などが開催されたが、こちらも評価の対象となる大会だ。 注目の候補者30名には、昨シーズンに史上最多15回目のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げたレアル・マドリードから、最多6名(※今夏加入のフランス代表FWキリアン・エンバペは除く)が選出。加入初年度ながら圧巻のパフォーマンスを見せたイングランド代表MFジュード・ベリンガムを筆頭に、ドルトムントとのCL決勝で得点を挙げたスペイン代表DFダニエル・カルバハル、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールらがリストに名を連ね、EURO2024をもって現役を引退した元ドイツ代表MFトニ・クロースもノミネートされた。 レアル・マドリードに次ぐ4名を輩出したクラブは2つで、昨季前人未到のプレミアリーグ4連覇をやってのけたマンチェスター・シティと、最後まで優勝争いを演じたアーセナル。前者からはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドやイングランド代表MFフィル・フォーデンら、後者からはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアやイングランド代表MFブカヨ・サカらが選ばれた。 また、今夏のEURO2024で史上最多4度目の栄冠に輝いたスペイン代表からは、バルセロナ所属のFWラミン・ヤマル、マンチェスター・シティ所属のMFロドリら6名がリスト入り。今夏の移籍市場でライプツィヒからバルセロナへ完全移籍したMFダニ・オルモも30名のリストに入った。 2024年の男子バロンドール受賞者は、10月28日にパリで行われる授賞式において発表される。 2024年の男子バロンドール候補にノミネートされた30名の選手は下記のとおり。