香川県初の線状降水帯発生から一夜…被害状況は? 白鳥神社や薬局で浸水、小豆島町では落石も【台風10号の影響】
KSB瀬戸内海放送
台風10号の影響で、香川県東かがわ市の中心部では29日、大雨で国道11号線やその周辺の道路が冠水しました。県内初の線状降水帯発生から一夜……各地の被害状況が明らかになりました。 【写真】白鳥神社提供 境内の様子
■神社や薬局で浸水被害 東かがわ市市のほぼ中心部にある白鳥神社では本殿の浸水は免れましたが、社務所の床下が浸水したということです。 (白鳥神社/猪熊兼高 禰宜) 「夕方5時あたりから強い雨が降りまして、もう本当にバケツをひっくり返したような雨でございました。20数年くらいは、このようなひどい雨は降っていなかったかなと記憶しています」 白鳥神社の近くにあるすし店でも29日午後7時ごろに、冠水した道路から店内に水が流れ込む寸前だったということです。 店は30日、臨時休業しています。 白鳥病院の正面にある薬局です。目の前の国道11号線と店の裏の水路から水があふれ、29日午後6時すぎに店内が水浸しになったということです。 (松村薬局本店/大字美貴 管理薬剤師) 「水浸しで、もう、ごみ箱とかも浮いている状態だったんです。薬局なので、衛生商品とかも多いので、拭くだけではだめなので消毒をしたり並行してやっているんですが、なかなか片付くまでにはちょっと時間がかかりそうですね」 30日朝から薬局のスタッフ総出で後片付けや清掃をしながら薬の処方に対応しているということです。 ■県道で落石や土砂流入も 香川県小豆島町の寒霞渓ロープウェーへ向かう県道29号には、約50mにわたり石や木が散乱しています。 香川県によると、このほか東かがわ市の県道132号で土砂の流入があり、片側交互通行をしているということです。 復旧作業は台風が過ぎてからのため、通行する際はご注意ください。
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