ウェストハムがユーベ出し抜き仏代表CB確保へ…ズマ後釜は9日にメディカルチェック受診予定
ウェストハムがユベントスからのハイジャックに成功し、ニースのフランス代表DFジャン=クレール・トディボ(24)を獲得することになった。 【写真】白ベースにグレーとピンクで「モンテ・ローザ」を表現したアウェイユニフォーム 以前からマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムといったビッグクラブの関心を集めた24歳DFは、ここ最近の報道で相思相愛のユベントス行きが濃厚とみられていた。 しかし、キャプテンを務める元フランス代表DFクル・ズマ(29)がUAEのシャバーブ・アル・アハリへの移籍が決定的となったことを受け、獲得に本腰を入れたウェストハムが急接近。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ユベントスがクラブ間での交渉でもたついていたなか、ウェストハムは4000万ユーロ(約64億2000万ユーロ)の買い取り義務と、リセール時の数%の支払いの条件を盛り込んだレンタル移籍でニースとの合意を取り付けたという。 また、当初はユベントス行きを熱望していたトディボも翻意し、ウエストロンドンへの移籍を受け入れた模様。そして、同選手は9日にメディカルチェックを受診するためロンドン入りの予定だ。 トゥールーズの下部組織出身であるトディボは、2019年1月にバルセロナへと完全移籍するもポジションを掴めず。シャルケ、ベンフィカ、ニースへの武者修行を経て、2021年7月に南仏のクラブへ完全移籍。そこで才能を開花させ主力に定着すると、ここまで公式戦通算136試合に出場している。 190cmの恵まれた体躯通りの対人戦の強さに加え、一定水準のスピードも兼備しており、プレミアリーグでも当たり負けしないフィジカルが最大のストロングポイントだ。また、コンビを組む元ブラジル代表DFダンテから学んだプレーリードに、前指揮官フランチェスコ・ファリオーリの下でビルドアップ能力にも磨きをかけており、より総合力の高いセンターバックへと成長している。
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