【京都・烏丸御池】かき氷に匹敵する人気! ? 「然花抄院(ぜんかしょういん)」で涼を感じる夏スイーツ、見つけました
カステラ製造のノウハウを活かした新スタイルの和洋菓子たち
「然花抄院」(ぜんかしょういん)は、1919年創業のカステラの老舗「長﨑堂」が2009年に立ち上げたブランドです。100年以上作り続けてきたカステラの製法は受け継ぎつつ、さらなる挑戦を、と誕生したとのこと。店名は、「花も、菓も、然るべき姿へ」というコンセプトを表現。店内の工房で焼き上げている紙焼きかすてら「『然』かすてら」は、このお店を訪れたら必ずチェックしてほしい逸品です。「『然』かすてら」のプレーン・卵蜜・碾(てん)の3種を食べ比べできる「茶庭ノ膳」もオーダー可。飲み物はメニューから選ぶことができ、スタッフの方が一杯一杯丁寧に点ててくれます。「『然』かすてら」のプレーン(画像右)は、卵の黄身のみを使った濃厚な味わい。絶妙な焼き加減を職人の目で見極め、半熟に焼き上げられたカステラはしっとり&ねっちりとした食感です。一方、卵蜜(画像中央)は、ほろほろと口溶けの良い食感で、この食感を出す製法は企業秘密だそうです。トッピングされたザラメとの相性も抜群。「円形の紙で焼くことで、この食感が実現できました。また、通常切り落とさなくてはならないカステラの端の部分がなくなるという利点もあるんです。この『然』かすてらは、焼き上げた器のままお客様に提供できる点が評価され、日本デザインパッケージ大賞も受賞しました」と、広報の白川さん。使用している卵もこだわっているそうで、丹波の黒豆を食べ京都で育った鶏の卵を使用しているため、 卵臭さもなく卵本来の濃厚な味わいを楽しめるそうです。また、注目すべきはカステラだけではありません。「然」かすてらの生地で焼いたサブレのクリームサンド「武々卵(ぶぶらん)」カステラの生地にカスタードクリームを流し込んだ生菓子「宝卵(ポーラン)」お店には和菓子もあれば、洋菓子も並びます。しかし、バラバラではなくまとまりのあるラインナップ。どちらとも言えない和洋菓子「カステラ」という和洋菓子を100年間作り続けてきた長﨑堂の、“新しい挑戦”が凝縮されているように感じました。 About Shop 然花抄院(ぜんかしょういん)京都室町本店 京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町271-1 営業時間:11:00~18:00(喫茶17:30ラストオーダー) 定休日:第2.4月曜日(祝日の場合は翌日休)
ウフ。編集部 あかざしょうこ