遅刻を許さないフリック・バルセロナ、“常習犯”のクンデがベンチに追いやられる
バルセロナDFジュール・クンデは、遅刻によってハンジ・フリック監督の叱責を受けているようだ。 ハンジ・フリック監督が遅刻に厳しい人物であることは、すでに周知の通りだ。FWパウ・ビクトルが「彼は3秒の遅刻も許さない」、MFマルク・カサドが「僕は練習には遅刻していないよ。こわいからね(笑)」、MFペドリが「もし遅れれば、出場できなくなる。僕はミーティングの10分前につくようにしているよ」と語るほどである。 スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、そうした中で一人遅刻を繰り返している男がいるらしい。クンデである。 今月6日に行われたチャンピオンズリーグのレッドスター戦(5-2)で3アシストを記録するなど、右サイドバックとして良質なパフォーマンスを見せ続けるクンデは、絶対的レギュラーとして扱われるべき選手のように思える。だがレッドスター戦前のエスパニョール戦(3-1)、さらに遡って10月6日のアラベス戦(3-0)では、不可解な形でベンチスタートとなっていた。 『ムンド・デポルティボ』曰く、クンデはアラベス&エスパニョール戦で、試合前のミーティングに遅刻してフリック監督の怒りを買ったとのこと。そのために本来は先発するはずだったにもかかわらず、ベンチで試合を眺めることになったようだ(アラベス戦では78分からピッチに立っている)。 クンデはその2試合のほか、プレシーズンの練習にも遅刻しており、その際にはフリック監督から皆の前で叱責を受けたとのこと。なおドイツ人指揮官は、遅刻を許さない理由について「過去にどうしていたかは関係ない。遅れて来るのはチームメートへの敬意の欠如にほかならない」と語っている。