青学大戦で３トライをあげプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた矢崎

♢１２日　関東大学ラグビー対抗戦　早大６７―０青学大（太田市運動公園陸上競技場） 　日本代表を経験したＦＢ矢崎由高（２年・桐蔭学園）が３トライを挙げる活躍で早大が青学大に６７―０で完勝。開幕から３連勝とした。 　「自分のスタンダードを下げない。どのグレードにいても自分の意識を高く持ってプレーし続けようと臨みました」 　３トライを挙げ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた矢崎は表情を引き締めて話した。 　相手は前節で筑波大から金星を挙げて勢いに乗る青学大。この日も前半３０分までは１５―０とてこずったが、その後はエースが実力を発揮した。 　前半３１分、３８分と２連続トライを決め、２７―０とリードを広げて折り返すと、後半２０分には自らＤＦのギャップを切り裂いてインゴール右中間にハットトリックとなる３本目のトライを決め、チームを大勝に導いた。 　この日は相手ＤＦが集まっている中へあえて突っ込む場面もあったが「ボールを持ったときに、チームのアタックが一番機能する方法を考えてプレーを選択しました」とサラリ。その忠実さが６７―０の大勝を呼んだ。 　日本代表での活動は８月でいったん区切りをつけ、９月からは早大に戻っていたが、２６日にニュージーランド代表オールブラックスと対戦する日本代表には再招集された。まずはラグビー王国の精鋭軍に立ち向かい、そこを足場に大学選手権４連覇を狙う帝京大にぶち当たる。