簡単なのにすてき!ヤマアジサイの楽しみ方
小さな花と株姿が可憐で美しいヤマアジサイ。『趣味の園芸』6月号では、今注目を集めている種類を中心に、アジサイ栽培家の吉岡麗子さんに、ヤマアジサイの魅力を教えていただきました。そのなかから、ポット苗のヤマアジサイの楽しみ方を、一部抜粋してお届けします。 みんなのヤマアジサイの写真
2ステップで簡単! ポット苗のヤマアジサイの楽しみ方
ポット苗を使えば、寄せて詰めるだけ! 2ステップで、上の写真のようにすてきな雰囲気に。誰でも簡単にヤマアジサイが楽しめます。
【ステップ1】バスケットに苗を入れる 3号ポットが2つ入る寄せ植え用のバスケットを用意し、ポットのまま入れます。バスケット以外に鉢を使用しても。 今回は、ヤマアジサイ「伊予獅子てまり」とユキヤナギのポット苗(3号)を入れました。
【ステップ2】もう完成! 2つのポット苗を組み合わせるだけで、こんなにすてきに。水やりは、バスケットから取り出して行います。
小さな株にたくさんの花が魅力のヤマアジサイ
小さな花がたくさんついているヤマアジサイを市場で初めて見て、「こんなにかわいらしい花があるんだ!」と感動し、以来、小さなヤマアジサイを生産し続けている吉岡さん。あるとき、一面ピンク色の伊予獅子てまりのなかに、白色の花をつけている突然変異の枝変わりを見つけ、人気のアジサイ「うるは」が誕生。 最近はヤマアジサイでも3号ポットの開花苗が出回るようになっていて、寄せ植えやハンギングバスケットなどで楽しむ人もふえています。6月号では吉岡さんおすすめの品種も紹介しています。 吉岡さんのオリジナル品種「うるは」 白い花が弾むように咲く。咲き始めは白色だった花色は淡いピンク色へと変化する。伊予獅子てまりの枝変わり(ある枝だけ突然変異したもの)品種。
教えてくれた人/吉岡麗子(よしおか・れいこ) アジサイ栽培家 埼玉県出身。父の代で始めた花き農家の2代目。20年ほど前からヤマアジサイの生産に取り組んでいる。また、ポインセチアの生産でも知られ、「麗子ブランド」として人気がある。 ●『趣味の園芸』2024年6月号 「手のひらで愛でる! 小さなヤマアジサイ」より