人見知りで早生まれの末っ子が巨人の勝ちパターンに 「本当に褒めてあげたい」ドラ1西舘父・満弥さん手記
◆JERA セ・リーグ 阪神1―2巨人=延長10回=(26日・甲子園) プロ初勝利を挙げた巨人・西舘の父・満弥さん(51)=写真=がスポーツ報知に喜びの手記を寄せた。 勇陽、プロ初勝利おめでとう。阿部監督が勇陽を連れて写真を撮っているのを見て、勝利投手だと知りました。3兄弟の末っ子で、小さい頃は自分でおしめを持ってきて横になるぐらい手のかからない子でした。早生まれで同い年よりも幼く、小学校の時も他の人と比べ、体の大きさはかなり差がありました。 ただ、成長を感じていました。大学の試合で0―1で負けた時に「送りバントとかが決まってたら勝てた試合だったね」とLINEを送ったら、「自分が完封していれば勝てた」と返ってきました。言い訳をしない姿に心を打たれました。 元々、人と話すのが得意ではないのでプロに入って大丈夫かな、と心配もありました。チームの皆さんにも声をかけてもらったり、温かくしていただいていて安心しました。開幕1軍を実現して、ここまで結果を残していることは本当に褒めてあげたい。終盤の大事な部分を任せられて、今後もしっかりと役割を全うしてほしいと思います。 岩手の実家では開幕に合わせてやっと、巨人戦を見られるような契約をしました(笑い)。プロで投げている姿を見たときは感激、それしかないですね。これから先、成功も失敗もある。でもまだ1年目。それを糧に頑張るしかない。これまで以上に考え、次に生かしてほしいし、レベルも全く違うので、打者のこと、野球のこと、いろいろ研究してほしいなと思います。少しずつ力をつけていって、さらに大きく成長することを楽しみにしています。
報知新聞社