「爆買い」する外国人は日本でいくら使っている?人気の「お菓子類」は?
長引く円安とコロナ禍が明けたことから、多くの訪日外国人を見かけるようになりました。なかには高品質の日本製品を「爆買い」する外国人もいるようです。 そこで今回は、日本へ来る外国人は何にお金を使っているかについて調べてみました。買い物をする場所や人気の品物についてもご紹介しますので、参考にしてください。
日本に来る外国人は何にお金を使っている?
2015には、新語・流行語大賞の年間大賞にも選ばれた「爆買い」。当時は円安により、中国人観光客による爆買いが話題になりました。日本の商品は海外でも評判が良く、日本に来る目的の一つに買い物があります。 国土交通省観光庁「【訪日外国人消費動向調査】年暦年 全国調査結果(速報)の概要」によると、2023年の訪日外国人旅行消費額は5兆2923億円で、2019年と比較すると9.9%増、過去最高であったとのことです。コロナ禍が明けてから、多くの訪日外国人を見かけるようになりましたが、何にお金を使っているのか気になる方もいらっしゃるでしょう。 同資料より、訪日外国人一人あたりの費目別旅行支出をみてみると、以下の通りです。 ●宿泊費:7万3452円 ●買物代:5万5739円 ●飲食費:4万7988円 ●交通費:2万4180円 ●娯楽などサービス費:1万749円 買い物代をみてみましょう。国籍・地域別では、中国が一人あたり11万9484円と突出しています。次いで香港は7万1203円、ベトナムが6万8509円と、平均額より高く買い物代に費やす外国人が多いことが分かります。 「爆買い」は2015年の流行語でしたが、8年以上たった今でも買い物を目的に日本へやって来て、爆買いをする外国人がいることが考えられるでしょう。
外国人が日本で買いたい人気の品物は?
株式会社ジーリーメディアグループが台湾人・香港人を対象に行った「訪日旅行のお買い物に関する調査」によると、訪日時に購入したいものは以下の通りです。 ●お菓子:81.78% ●薬:74.68% ●食品:67.96% ●美容・化粧品:65.79% ●アパレル・ファッション:61.54% 購入したいお菓子で人気の高いものは以下の通りです。 ●スナック・ポテチ類:68.38% ●せんべい・おかき類:65.30% ●チョコレート・パイ類:60.06% ●クッキー・ビスケット類:50.49% ●ギフト用和菓子:49.62% 薬の人気も高く、特に「肩こり・腰痛・筋肉痛」「虫刺され・皮膚炎」「解熱剤・鎮痛剤」「目薬」「ビタミン剤・栄養剤」を購入する方が多いようです。買い物をする場所は、ドラッグストア(89.94%)、スーパーマーケット(86.86%)、コンビニ(85.88%)が80%を超えています。 なお、予算に余裕のある方は、家電やアパレル・ファッションなど、高単価で高品質な商品も購入しているようです。