企業献金が党費に?自民党に実態のない“幽霊党員”が…「政治とカネ」問題で新疑惑【サンデーモーニング】
自民党は「政治とカネ」の問題をめぐる“改革案”をまとめましたが、こうした中、浮上した“新たな疑惑”とは? 【画像で見る】田畑議員と支援者とのやり取りとされる音声の内容とは ■“不適切な党員登録”「約100名前後ではなかろうか」 21日、外遊から帰国した石破総理。 その足で向かったのは自⺠党の政治改革本部。 裏金問題で衆院選挙に大敗したことを受け、“政治とカネ”の改革を迫られているのです。 石破茂 総理大臣 「責任政党としての役割を果たしたい」 ところが、その自⺠党の議員に、またも“新たな疑惑”が浮上しています。 自⺠党 田畑裕明 衆院議員 「不適切な党員登録であろう方々の人数は、約100名前後ではなかろうかと思う」 「深くお詫びを申し上げる次第です」 18日に急遽会見を開いたのは、岸田内閣で総務副大臣を務めた自⺠党の田畑裕明議員。安倍派に所属したいわゆる“裏金議員”でしたが、先の選挙で5回目の当選を果たしています。 釈明に追われている“新たな疑惑”とは… ■「名前の全く違うハガキが何枚も」 ――“幽霊党員”として取材した男性、幽霊とされた男性の党員登録に関わった記憶は? 自⺠党 田畑裕明 衆院議員 「関わった事は記憶もない。しっかり調査したいと思う」 実体のない自⺠党員、“幽霊党員”が発覚したキッカケは、党員になった覚えのない男性のところに自⺠党総裁選の投票用紙が送られてきたことでした。 投票用紙が届いた男性 「なんでこんなにたくさん(投票用紙が)あるのかなって。名前の全く違うハガキが何枚も来ていた。党員でもなんでもないのだが…」 実在しない家族らの名義でも送られてきたという投票用紙。富山市内で少なくとも77枚にのぼります。 なぜ、本人が知らぬ間に自⺠党の党員にされてしまったのか。 ■なぜ知らぬ間に自民党員に…?支援者とのやり取りとされる音声には JNNが入手した田畑議員と支援者の電話でのやりとりの録音から、実態が浮かび上がってきました。 自⺠党 田畑裕明 衆院議員 「ゆみこ、ゆういち、のぶお、のぶこ、ようこって書いてあるが、おそらく架空の方だと思う」 支援者 「まだいっぱいいるんじゃないか?」