不在のエンバペにフランス代表指揮官デシャン「彼は今、キャリアで最も幸せない時期ではない」
フランス代表のディディエ・デシャン監督は、スコアレスドローで終わったイスラエル代表戦後にキリアン・エンバペについて語った。 14日に行われたUEFAネーションズリーググループB第5節でフランスはホームにイスラエルを迎えた。フランスは終始イスラエルを攻め立て、71%のボールポゼッションに加え、相手の8倍にあたる24本のシュートを放つが最後までゴールをこじ開けることができず。試合はスコアレスドローで終わった。 この試合では、主将でエースのエンバペが欠場。10月のインターナショナルブレイクに続き、今月の代表戦でもメンバーに入らなかった同選手が不在の中で得点できなかったことから試合後にはデシャン監督に対してエンバペに対する質問が続いた。 「私からもっと多くのことを聞きたいのか?彼はここにはいないから、私は前に言ったことを君たちに伝えることになる。彼にかまわないでほしい。私は私が言わなければならないことを言ってきた。時には多くのことを言わないことが良いときもある。これは制裁なんかではない」 「事実として、彼は今複雑な状況にいる。私は彼を支えている。彼は今、キャリアの中で最も幸せな時期ではない。それでも、彼は代表に来たがっていた。しかし、現段階で代表に選ばないことが彼にとってより良いことだと私は思う」 「全員に複雑な時期が訪れるものだ。フィジカルの側面、心理的な側面でもある。私が話しても話さなくても、常にさまざまな解釈がある。だから、私は慎重に言葉を選んでいる。何かを言うか、何も言わないかだ。私は何も言ってはいなかったし、議論に加わるつもりもない」