【高校ラグビー】優勝候補・大阪桐蔭、春冬連覇へ初戦白星 綾部正史監督「緊張感はあった」長崎北陽台を44―12で下す
◆全国高校ラグビー第3日 ▽2回戦 大阪桐蔭44―12長崎北陽台(30日・花園) 優勝候補の大阪桐蔭が初戦を迎え、長崎北陽台に44―12で勝利した。 前半2分、WTB須田琥珀(こはく、2年)が先制トライT。その後、2トライとペナルティーゴール(PG)1本を決めるなど、20―0で折り返した。後半13分にはCTB手崎颯志(2年)が中央付近で相手のパスをインターセプト。そのまま45メートル独走で、トライを決めた。綾部正史監督(49)は「かなり強豪で緊張感はあった。自分たちのラグビーをするだけだった。本当に難しい相手だった」と振り返った。 昨年度の花園終わりから新チームとなり、この冬まで無敗で勝ち上がってきた大阪桐蔭。春の選抜大会を制し、史上5校目となる春冬連覇を目指すが、指揮官は「(連覇って)周りから言われるけど、気にしていない。春優勝、負けていないとか、気にして花園優勝するなら気にするけど、自分たちのラグビーをやって勝てるかなので」と冷静に話した。 CTB名取凛之輔主将(3年)は「春日本一になって、サニックス(海外大会)優勝しても僕たちは満足していない。本当に目標にしているのは花園優勝。目の前の一戦一戦を勝ち抜くために『チャレンジャー』でいようと全員で共有している。そこはぶらさずにやっていきたい」と慢心せず、挑みつづける覚悟だ。
報知新聞社