球界再編問題20周年イベント 古田敦也氏、礒部公一氏らが当時を回顧
日本プロ野球選手会が主催する球界再編問題20周年記念シンポジウム「『ファンも選手も球界の一員です』~あの時何が変わり、何が変わっていないのか」が17日、都内で行われた。 当時、同会の選手会長だった元ヤクルトの古田敦也氏、会沢翼・現会長(広島)、合併した近鉄とオリックスの選手会長だった礒部公一氏、三輪隆氏、阪神の球団社長だった野崎勝義氏によるトークセッションでは、史上初の選手会ストを指揮した古田氏が「ストをやればファンが離れるとも言われたが、ファンの支持で12球団(2リーグ制)が維持できた」と振り返ると、経営者側だった野崎氏も「ストをきっかけにオーナー側もファンの意向を無視できない流れになった」と回顧。当時は高校1年生だったという会沢会長は「今(の状況)が当たり前ではないということを後輩たちに伝えていきたい」と、先輩たちの功績をたたえた。 また、第2部では一般社団法人・日本プロ野球選手会の丸佳浩理事長(巨人)も登壇。ファンとの新しい関係作りなど球界の未来像について語り合った。
報知新聞社