逮捕・起訴された滝地峰稔被告（40）

　大阪府や奈良県で高級車「レクサス」などの窃盗を繰り返したなどとして、大阪府警は10日、男2人が逮捕・起訴されたと発表しました。被害件数は40件あまり、被害総額は約1億5900万円相当だということです。盗難車は中東などの海外に輸出されたとみられています。 　窃盗の罪で逮捕・起訴されたのは、住居不定・無職の大上奈輝被告（24）と大阪市東住吉区に住む自称・自営業の滝地峰稔被告（40）の2人です。 　警察によりますと、2人は「レクサス」や「アルファード」などの高級車を狙って、「キャンインベーダー」と呼ばれる機器を使い、車の通信システムに侵入してエンジンを始動させる手口で犯行を繰り返していたということです。 　また、車に搭載されたGPSを外したうえで、盗んだナンバープレートに付け替えていたということです。 　5月には盗まれた車1台が関東の港のコンテナ内に入っているのを横浜税関が見つけたということで、警察は盗まれた車が関東圏に運ばれて、その後、中東などに輸出されていたとみています。 　警察は2人が2023年10月から2024年3月までの間に、42件、被害総額約1億5900万円相当の窃盗を繰り返した容疑を裏付け、10日、検察庁に最終送致しました。 　2人は警察の調べに対し、容疑については黙秘しているということです。