外国人観光客が選ぶのは“最上級”…止まらない『円安』34年ぶりの水準でインバウンドに沸く 岐阜県高山市
インバウンド効果で大人気ですが、複雑な思いもあるといいます。 飛騨高山人力車直井屋の宿名辰弥代表: 「喜ばしいなと思う心と、世界の中における円が弱まっているんだなという悲しさも感じつつ。海外のお客さまだけに合わせた価格設定をしたいという心もあるけれど、でも日本のお客さまも大事なお客さまですので無理もできない」 フロント業務に携わる8人のスタッフのうち4人が外国人という「ワットホテル&スパ飛騨高山」では、この日もフランスからの団体が来るということで、キャリーケースが山積みになっていました。
「ワットホテル&スパ飛騨高山」のインド人スタッフ: 「平均で30名様の団体が多いですね。今のところ7割以上がインバウンドの方ですね。稼働率は99%。去年の8月からほぼ満室の状態が続いて」 このホテルではコロナ禍の時は、ダブルルーム1泊朝食付きで1人あたり6000~9000円ほどだったといいます。
スタッフによると今は1人1泊1万8000円、ダブルの部屋は1カ月前に埋まる人気ぶりで、いまは宿泊の7割が外国人だといいます。 「ワットホテル&スパ飛騨高山」のインド人スタッフ: 「円安で、お客さまも高級なホテルで泊まることもできるし、高級なブランド物も買うことができる。チェックアウトの時に『こんなたくさんのサービスでこの値段、コスパ最高ですね』と褒め言葉も頂いています」 円安によるインバウンドの増加。この熱狂はしばらく続きそうです。