泊原発敷地外で核燃料荷揚げ検討 北海道電、防潮堤保護策として
北海道電力は22日、再稼働を目指す泊原発(北海道泊村)について、津波発生時の防潮堤保護策として、村内の原発敷地外に新設する港湾で核燃料を荷揚げすることを優先して検討していると明らかにした。荷揚げした核燃料を陸路で敷地内に運ぶことになるが、専用道路を設けるのか、公道を通るのかは決まっていないという。 北海道電力はこれまで、津波に備えて運搬船を敷地内の港湾に高強度ロープで係留するとしてきたが、8月に開かれた原子力規制委員会の審査会合で、津波に伴う漂流物でロープが破断され、運搬船が防潮堤を破損する可能性を否定できないとして方針を変更した。