佐々木朗希「1年分の援護点をもらっちゃいました」 序盤2失点も打線に助けられ今季初勝利
◆パ・リーグ ロッテ5ー2オリックス(7日・ZOZOマリン) 今季初のお立ち台で最高の笑顔がはじけた。ロッテ・佐々木は7回3安打2失点。援護にも助けられ初勝利を挙げ「2点を取られた時には、ちょっと苦しいかなと思ったけど、1年分の援護点をもらっちゃいました」と打線の5得点を大げさにおどけ、余韻に浸った。 初回の暴投による失点と2回の適時打はいずれもフォーク。「投げた瞬間からそれていた」と、3回以降はスライダー主体の配球に転換。4回には安達にスライダー5連投で三振を奪うなど、調子を取り戻した。吉井監督も「尻上がりに良くなった。良い投手はそういう投球センスがある」と、修正力をたたえた。 5年目で自己最多111球を投じたが最速は158キロ止まり。NPB日本人最速タイの165キロを誇る右腕は「最近、球が速くないのであまり疲れてない。150(キロ)台しか出なくなってしまったのでまだ投げられます」と自虐的に笑いを誘った。 前回登板の8球団に続き、5球団のメジャー関係者が視察するなど注目を浴びる。「自分の形で勝負しないと、1年間で見た時にいい数字は残らない。ベストなパフォーマンスを出した上で抑えたい」と、力の限りを尽くす。(竹内 夏紀)
報知新聞社