“舌がん”を乗り越えた堀ちえみ、復帰ライブで43年ぶりの「松田聖子」を熱唱して涙の理由
デビュー前から、堀は聖子に憧れていたという。 「お小遣いを貯めて、レコードはずっと買っていました。私がデビューしてからも、ずっと買っていたんです」 当時のオーディション参加者によく歌われていた聖子の代表曲は『青い珊瑚礁』だったが……。
「いつも優しく接してくれる聖子さん」
「私は『白いパラソル』の歌詞が好きなんです。すごく情景が浮かぶんですよ。曲も爽やかな風が吹いているようなイメージで。スカウトキャラバンの予選と決勝戦で2回、歌いました」 堀はアイドル歌手としてデビューした後、聖子と歌番組で共演するようになる。 「収録で毎週のようにお会いすると、いつも優しく接してくださって。『ザ・ベストテン』で私が7位とか8位で先に歌って、その後の上位で歌う聖子さんを見るのが、毎回楽しみでしたね」 リハーサルでは、私服姿の聖子に熱視線を送った。 「聖子さんが横切ると、すごくいい香りが漂うんです。同期のみんなで“わ~っ、聖子さんのいい匂い”ってキャッキャ言っていました。聖子さんが歩くだけで、背中から“ふわっ”と音符が出ているようでした」 今も聖子のコンサートやディナーショーに足を運ぶ。堀が苦難を乗り越えて歌い続ける原動力なのだ。 「聖子さんは本当のアイドル。今でも私たちに夢を与え続けている真のスーパースターなんです!」