東海地方 ダブル台風の影響は? 10月はじめは真夏日続出 暑さ対策を 週間天気
明日から10月がスタートしますが、東海地方では真夏日(最高気温30℃以上)が続出しそうです。10月とは思えない暑さがしばらく続くため、暑さ対策をしっかりしましょう。また、台風17号と台風18号の、2つの台風の動向にも注意してください。 東海地方の2週間天気
ダブル台風の進路
【台風17号】 台風17号は、今日30日午前9時現在、父島の南西約200kmにあって、時速15kmで北へ進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は20m/sです。台風はこの後も北上を続け、明日10月1日は、関東の東海上を北上し、その後温帯低気圧に変わり、2日(水)午前9時には、根室市の南東約270kmまで進む見込みです。 【台風18号】 大型で非常に強い台風18号は、今日30日午前9時現在、台湾の南海上にあって、西北西へゆっくり進んでいます。中心気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/sです。動きは遅く、海面水温が高い所をゆっくり北上するため、今後も発達を続ける見込みです。3日(木)午前9時には台湾に進み、その後先島諸島に近づくでしょう。
東海地方 ダブル台風の影響は?
明日10月1日と2日(水)は、湿った空気の影響で雲の広がる時間が多少あるものの、大体晴れる見込みです。 3日(木)以降は、前線や湿った空気の影響を受けやすく、変わりやすい天気となりそうです。台風18号の動きが遅く、本州付近にも湿った空気が流れ込みやすい状態が続くでしょう。安定した秋晴れとはならず、急な雨に注意が必要です。 週末以降の台風18号の進路次第では、来週前半にかけて広い範囲で雨になる可能性もあります。
暑さがぶり返す 気温は平年よりかなり高い
10月に入っても、真夏日(最高気温30℃以上)が続出しそうです。 日本付近は、暖かい空気に覆われやすい状態が、しばらく続く見込みです。日差しに恵まれれば、グングン気温は上がるでしょう。名古屋の平年の最高気温を見てみますと、10月はじめは25℃~26℃くらいです。それに比べると、大幅に気温は高くなる見込みで、今年はかなりの高温が予想されます。半袖の洋服は、まだ残しておいた方がよいでしょう。
10月の過去最高気温は?
10月は猛暑日(最高気温35℃以上)の観測はありませんが、例年、真夏日(最高気温30℃以上)となる日はまだまだあります。特に、10月上旬から中旬は気温が上がりやすく、真夏日が度々観測されています。今年も、過去に匹敵するような暑さとなる日があるかもしれません。 運動会などイベントも多い時期です。熱中症への警戒を緩めず、こまめな水分補給や適度な休憩を心がけましょう。また、朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、服装でうまく調節して体調を崩さないよう気をつけてください。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ