長渕剛効果!?都玲華〝4度目の正直〟でプロテスト合格 『しゃぼん玉』で平常心…「4年目にして初めて自分らしいプレー」
■「24年女子プロテスト」最終日 JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の最終プロテスト(茨城・大洗GC)が1日、4日間競技を終えた。寺岡沙弥香(22)がトップ通過し、2位タイには4度目の挑戦で都玲華(20)が夢をかなえた。またツアー3勝を挙げる吉田優利の妹・鈴(20)ら26選手が合格。今年は1次テストから695人が受験し、合格率は約3・7%だった。 【写真】カメラに向かって笑顔でポーズをとる都玲華と竹田麗央 注目はインスタグラムのフォロワー数2・4万人の〝ビジュアル美人系〟で知られる都である。最終日は「1メートルくらいを外したかと思ったら、10メートルくらいのが入ったり、パットが悪かった」と悔やんだが、3バーディー、1ボギーの70。4日間通算8アンダーで夢をかなえた。 4度目のチャレンジ。願掛けに1カ月前から大好きなお酒も断った。コースでは大好きな長渕剛の『しゃぼん玉』を口ずさんで、「せっかちな性格なので歩くリズムを意識した」と。おかげで平常心を保った。「緊張はなかった。4年目にして初めて自分らしいプレーができた」と愛らしい笑顔を見せた。 そもそも実力には定評がある。昨年の「フジサンケイレディス」でローアマチュアに輝き、今季は4月のステップアップツアー「大王開運レディス」で通算16アンダーで史上6人目となるアマチュア優勝を達成した。今度はプロフェッショナルとしてその姿を見せる。 2003年度生まれの同世代にはツアー7勝の竹田麗央、同5勝の川崎春花、同4勝の桜井心那らがいる。「早く追いつけるように頑張りたい。うまいだけでじゃなく、強い選手…。『この子、どうなんだろう?』と注目されるプレーヤーになりたいですね」。玲華の誓いがあった。 (清水満)