韓国映画「対外秘」のキャラはくせ者ぞろい、青木崇高・大根仁らが絶賛「大傑作!!」
韓国映画「対外秘」のキャラクター映像がYouTubeで公開中。同作を鑑賞した著名人のコメントも到着した。 【動画はこちら】韓国映画「対外秘」キャラクターを紹介 同作は、再開発が迫る1992年の釜山を舞台に、国をも揺るがす予測不能な権力闘争を描いたサスペンス。国会議員選挙の直前に党の公認候補を外された政治家ヘウンがヤクザのピルドと手を組み、陰で国を動かす権力者に逆襲を仕掛けていく。監督は「悪人伝」のイ・ウォンテが務めた。 この映像は、チョ・ジヌン演じる己の正義を信じる弱小政治家へウン、イ・ソンミン演じる残酷な権力者スンテ、キム・ムヨル演じる一獲千金を狙う最凶ヤクザのピルドを紹介するもの。本編の一部とともに、キャスト・スタッフのインタビューが収められた。 俳優の青木崇高は「韓国最高の俳優たちによる最高の演技」と、映像ディレクターの大根仁は「韓国映画の面白要素が全て詰まった大傑作!!」と同作を絶賛する。そのほかタレントの井上咲楽、声優の小野賢章、作家の深町秋生らから届いたコメントは後掲する。 「対外秘」は、11月15日より東京・シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国でロードショー。 ■ 青木崇高(俳優)コメント 韓国最高の俳優たちによる最高の演技。 野心、金、権力、張り詰めた緊張感。 観たものは“あの汗”を忘れることができないだろう。 ■ 泉房穂(弁護士 / 元衆議院議員 / 前明石市長 / 元NHKディレクター)コメント 政治家も検察もマスコミも腐っている。この映画は、30年前の韓国を舞台としたフィクションだが、 今の日本を舞台としたドキュメンタリーのようだ。巨悪に立ち向かっていたはずが、悪魔に魂を売っていくストーリー。リアルだ。 ■ 井上咲楽(タレント)コメント 推薦を外されて無所属で戦うことになり、ドブ板選挙で頑張る…! みたいな泥臭さ漂う話と思いきや、人あたりの良い主人公がどんどん悪に染まっていき、ついには人の命まで絡んでくるという、最後まで目を離せない映画だった。 日本では大型選挙がついこないだ終わった今、その興奮のまま見てほしい。 選挙好きにはたまらない! ■ 宇垣美里(フリーアナウンサー / 俳優)コメント 欲望を剥き出しにした悪どいおっさんたちの泥仕合。 物語は二転三転、騙し騙されの緊張感に漂う妙なリアリティがかえって恐ろしい。 正義なんてものは、この世にはもうないのかもしれませんね……。 ■ 大根仁(映像ディレクター)コメント 友情・裏切り・謀略・工作・バイオレンス・エロス… そして最後の最後まで全く予想がつかない展開。つまりは韓国映画の面白要素が全て詰まった大傑作!! ■ 小野賢章(声優)コメント 日本でもよく目にする、政治と金というニュース。 非常に触れづらい話題ですがそこに切り込んだような、「もう後戻りできない。」を、まさに体現したような映画です。 観たら最後、これはどこにも「対外秘」です。 ■ 桑畑優香(ライター / 翻訳家)コメント 私的・韓国俳優四天王に殿堂入りのチョ・ジヌンとイ・ソンミン。 注目すべきは、クライマックスでふたりが対峙するシーン。 眼光から、したたる汗まで。いぶし銀の演技とはこういうことか! ■ sakiyama(イラストレーター)コメント 裏社会の汚い欲が飛び交う中、何度も裏切り奪い合う予測不能な展開に終始目が離せませんでした。 三悪人それぞれが醸し出すダークさと、90年代釜山のどこか退廃的な美しい景色が絡み合い、視覚的にも印象深い作品でした。 ■ スクールゾーン橋本稜(芸人)コメント 復讐に燃える1人の政治家が国家を揺るがす“極秘文書”を盾に巨悪へ立ち向かう。 監督イ・ウォンテさんは一切のタブー無しで描き切った。 だからこそ生まれる緊迫感がどこかリアルで息をのむシーンが多くありました。 個人的に韓国映画あるあるで"1人対複数人の時真っ直ぐの通路で抗争する"が出てきて嬉しかったです。 ■ せやろがいおじさん(榎森耕助 / お笑い芸人・YouTuber)コメント 加熱する権力闘争の先には、不正と腐敗が待っている。 必要なのは市民とメディアの監視権力への盲従と無関心が蔓延る世の中に風穴をあけるエンタメ作品! ■ 夏原武(マンガ原作者)コメント 息苦しいほどの緊迫感が全編を貫き、ラストまでまったく予断を許さない展開。 政治と裏社会の暗黒部を抉り出す。また韓国映画がやってしまった。 ■ 西森路代(ライター)コメント ノワール映画において「茶封筒」というものには、深い意味が込められているものだ。 「インファナル・アフェア」にしろ「新しき世界」にしろ茶封筒が切り札となった。その中には、全てを覆す秘密があるのだ。 本作は、そんな「茶封筒」をきっかけに、一人の政治家ヘウンと黒幕のスンテとが生きるか死ぬかの頭脳戦を繰り広げる……。 最後にヘウンが見る景色は何なのか。そのときの彼の表情が強く残った。 ■ 人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)コメント 選挙戦ってこんなに仁義なくって良いんですか!?!? 誠意と人間性を粉微塵にしながら繰り広げられる泥沼の出し抜き合いに、ドン引きつつも見入ってしまう。政局エンタメのジャンルは韓国が最も先を行っている。改めてそう思わされる作品だった。 ■ ビニールタッキー(映画宣伝ウォッチャー)コメント 権力者に見捨てられた男が極秘文書で大勝負に出る! 「国のため国民のため」と美しい言葉で着飾った政治家たちと裏社会でうごめくヤクザたちの血と金にまみれた権力闘争。この勝負、ワルければワルいほど勝つ! ■ 深町秋生(ミステリ作家)コメント これは正統派のノワールだ。 復讐心、野心、欲望。毒にも薬にもなるこれらの感情によって義理人情や理性は切り崩され、後戻りもできずに悪の道をひた走るしかない釜山の男たち。その悲哀がまぶしい。 ■ プチ鹿島(時事芸人)コメント 選挙の公認をめぐっての暗闘。衆院選直後に観賞したのでびっくり! しかし観ていくと内容はそれ以上の「対外秘」そのものでした。初々しい政治家がタフになっていく「秘密」もここにある?是非のぞき見してください。 ■ 若狭勝(元衆議院議員 / 元東京地検特捜部副部長 / 弁護士)コメント 検事、政治家に就かせてもらっていた私の一言は、これまで私が培ってきた正義は、素朴な正義感に依拠していたものでしたが、その正義は、ものの見事に崩壊を余儀なくされました。果たして、本作品によって、正義には「もう一つの正義」がありました。 勝てば官軍という言葉がありますが、まさしく勝つことによって今までとは違う「もう一つの正義」が構築されていく。 多くの人に観てもらいたい、身の毛がよだつ戦慄の映像とは、まさにこのことを言うのか、そんな思いが脳裏に焼き付きました。 (c)2023 PLUS M ENTERTAINMENT AND TWIN FILM/B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.