「金持ち喧嘩せず」って実際どう?「年収」「資産額」がいくらあれば心に余裕を持てるのか解説
「金持ちけんかせず」ということわざがあります。お金持ちの人は利益を追求しているため、損をしてしまうことの多いけんかは避ける傾向にあるという意味です。また、お金が心のゆとりへとつながり、それがけんかへと発展してしまうケースを回避しているともいえるでしょう。実際に、このことわざの通りなのかは気になるところです。 今回は、心のゆとりと収入や資産との関係性について考察します。
心のゆとりに必要な年収や資産額は?
コンサルティング事業を行っているUeda Keisho Corp.では、お金と心のゆとりに関する調査を実施しました。その結果から、お金と心のゆとりとの関係性をみてみましょう。 30~59歳の男女1000人にアンケートを行ったところ、お金と心のゆとりの関係性について、80%が「関係がある」と回答しました。「関係はない」と回答した人は、わずか6%にとどまっています。また、心のゆとりと年収には関係がないと回答した人は19%となっており、心のゆとりと資産の額には関係がないとした人は20%という結果でした。 ・心にゆとりが持てる年収や資産額 心にゆとりを持つための年収を尋ねたところ、もっとも多かったのは25%で「700万円~1000万円未満」でした。それに、「1000万円~1500万円未満」が18%、「500万円~700万円未満」が16%とつづきます。 500万円~1500万円未満で6割ほどを占める結果となりました。それ以上の年収となる「1500万円~2000万円未満」は6%、「2000万円以上」は9%と、割合としてはさほど多くはありません。 心にゆとりが持てる資産額については、「5000万円以上」がもっとも多く、全体の26%を占めています。以下、「2000万円~3000万円未満」が15%、「3000万円~5000万円未満」が13%、「1000万円~1500万円未満」が11%とつづく結果です。年収とは傾向が少々異なり、資産については、より高額である方が心のゆとりにつながると考える人が多い傾向がみられます。