アイルランドのG1・4勝馬ルクセンブルクは障害競走用の種牡馬へ…クールモアスタッドが発表
BCターフで6着に敗れたアイルランドのルクセンブルク(牡5、A・オブライエン)は来年からクールモアグループのキャッスルハイド・スタッドで障害競走(ナショナルハント)用の種牡馬になることが決まった。8日、クールモアスタッドが公式ホームページで発表した。 キャメロット産駒の同馬は2歳時に無傷の3連勝でG1フューチュリティートロフィーを勝利。3歳時には愛チャンピオンS、4歳時にはタタソールズゴールドC、今年はコロネーションCを制し、4年連続でG1制覇を果たしている。昨シーズンはプリンスオブウェールズS、愛チャンピオンS、香港カップで2着があり、今年は2月にサウジ、3月にドバイへ遠征するなど、日本馬との対戦も多かった。 クールモアの公式ニュースの中で、キャッスルハイド・スタッドのキャセル・マーフィー氏は「ルクセンブルクがここキャッスルハイド・スタッドのチームに加わることをうれしく思います。彼は2、3、4、5歳でG1を勝っていて、素晴らしいモンジューの父系であるという点でフェイムアンドグローリーとよく似たプロフィルを持っています。身体的には彼はすべての条件を満たし、サイズ、強さ、行動力のすべてを備えており、並外れたキャリアを通じて信じられないほどの健康さ、回復力を示してきました。ルクセンブルクが生産者の間で大ヒットとなることは間違いありません」と期待を寄せている。 クールモアスタッドの障害競走用種牡馬には、クリスタルオーシャン、パイルドライヴァー、ハリケーンレーン、イエーツ、オーダーオブセントジョージ、インスウープなど、現役時代に平地のG1競走でトップホースだった馬たちが数多く名前を連ねている。