春高バレー県大会決勝 男子は佐賀商業 女子は佐賀学園が全国へ 熱戦の模様を振り返り【佐賀県】
サガテレビ
春の高校バレー県大会決勝が17日に吉野ヶ里町で行われ、男子は佐賀商業が、女子は佐賀学園が全国への切符を手にしました。熱戦の模様を振り返ります。 男子の決勝は、6連覇中の佐賀学園と7年ぶりの全国を目指す佐賀商業がぶつかりました。 第1セット。佐賀商業は3年生・宮崎孝成が流れを引き寄せます。 【実況】 「しっかりと返す。バックライトから来る!ノーブロックだ!ここでバックライトを選択!」 追いかける佐賀学園は、25対24とセットカウントをにぎられた場面で1年生・廣川智希。技ありのスパイクでデュースに持ち込みます。 両者が流れを引き合う中でビッグプレーが飛び出します。 【実況】 「佐賀商業セットポイント。サーブで崩した!サービスエース!最後は川原のサービスエース!」 大接戦となった第1セットは29対27で佐賀商業が競り勝ちます。 第2セット、佐賀学園は廣川智希の兄、怜也のトスから兄弟の力で1本を決め、反撃の糸口を探します。 しかし“強い伝統をもう一度”を合言葉に結束した佐賀商業は第2セットも奪い、勢いに乗ります。 そして最終セット、その瞬間が訪れます。 【実況】 「最後の1点は誰でとってくるか。サーブで崩されてチャンスボールは佐賀学園。山口が触って廣川。ブロック!最後はブロックポイント!」 【佐賀商業3年 竹下英昭キャプテン】 「『佐賀商業の歴史を(全国に出場してしたころに)戻す』という意気込みで入ってきたので、それが叶ってうれしいです。チームとしては全国ベスト8が目標なので、そこに向かってまた練習していきたい」 女子は、2連覇を狙う佐賀清和と2年ぶりの頂点を目指す佐賀学園の4年連続での対戦です。 序盤、流れを引き寄せたのは、佐賀学園の3年生・吉田紅羽。伸びるサーブと鋭く変化するサーブを状況に応じて使い分ける「ハイブリッドサーブ」で得点を量産します。 さらにキャプテンの山崎姫楽は足の負傷を抱えながら懸命のプレーでチームを盛り立てます。 【実況】 「ブロックポイント!山崎少し足を痛めている様子もありますが、執念のブロックポイント!」 一方、追いかける佐賀清和は3年生が奮起します。176cmのミドルブロッカー、阿納真希。 エースの内田美羽も果敢にスパイクを打ち込んでいます。 【実況】 「崩した!難しい位置から内田が強打!これぞエースの1本!」 両者譲らぬ攻防が続きますが、終盤に勢いを増したのは“全員バレー”を掲げる佐賀学園でした。セットカウント2対1で迎えた最終セット。 【実況】 「リベンジを誓い、背中を追った日々でした。最後の最後に先頭に、頂点に立ちました」 【佐賀学園3年 山崎姫楽キャプテン】 「全員『負けたくない』という強い気持ちで臨んだことが良かったと思います。(おととしの春高全国は)ベスト16だったのでその上にいけるように全員で頑張ります」
サガテレビ