米銀行創業家出身でトランプ前大統領の大口献金者として知られるティモシー・メロン氏が４月、大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏を支持する特別政治活動委員会（スーパーＰＡＣ）に５００万ドルを献金したことが、連邦選挙委員会（ＦＥＣ）への提出資料で明らかになった。写真はケネディ氏の支持者。コロラド州オーロラで１９日撮影（２０２４年　ロイター／Kevin Mohatt）

Stephanie Kelly [ニューヨーク ２０日 ロイター] - 米銀行創業家出身でトランプ前大統領の大口献金者として知られるティモシー・メロン氏が４月、大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏を支持する特別政治活動委員会（スーパーＰＡＣ）に５００万ドルを献金したことが、連邦選挙委員会（ＦＥＣ）への提出資料で明らかになった。 メロン氏はスーパーＰＡＣ「アメリカン・バリュース２０２４」に献金。これまでも同委に２０００万ドル以上を提供している。 同スーパーＰＡＣの４月末の手元資金は２０８５万ドルだった。ケネディ氏を各州で立候補者登録するなどの出費があった。 メロン氏は２２年以降、トランプ氏を支持するスーパーＰＡＣ「ＭＡＧＡ」に１６５０万ドル以上を献金している。 民主党はメロン氏によるケネディ氏のスーパーＰＡＣへの献金は、再選を目指すバイデン大統領の票を奪い、トランプ氏を有利に導く取り組みだと批判。 一方、同スーパーＰＡＣによると、共和党側もケネディ氏がトランプ氏の票を奪いバイデン氏に有利に働くと主張している。