食道がんステージ3克服の秋野暢子 個展開催でギャラはがん研究のため全額寄付
女優の秋野暢子が18日、東京・銀座三越で、個展「~色彩の希望2~ 秋野暢子 作品展」(23日まで)の取材会に出席。2022年に食道がんを発病し、23年4月に克服してから2回目となる個展で、その思いを口にした。 【写真】金髪ヘアーにド派手シャツの秋野 首にぶら下げたメガネもレインボーカラーでお洒落すぎる 今回は今年に入ってから制作したという絵画80点とガラス作品20点を展示。金髪ヘアーで華やかに登場した秋野は「この1年これにかかりきり。死にものぐるいで描きました」とアピールした。 作品の数からも体力的な面で大変だったのでは?という質問が飛ぶと「体はとても回復して元気。体力的には全然問題ない」といい、「もう治療はしてません」と病状の経過を説明。現在は半年に1回の検査をしており「半年に1回っていうのが数年続いたら、今度は1年に1回っていう風になる。がん腫によるけど、食道がんは5年で寛解に近いと言われる」と笑顔で語った。 同展の売り上げの一部はがん研究のために寄付するといい「私がいただくプロフィットに関しては全額寄付します。商売じゃないので」と明言。その上で「今年はこれにかかりきりで芸能の仕事をまともにやってなかったので、今女優業もグレーの状態」と冗談交じりに語りつつ「今年の11月に検査をしてクリアになると思うので、来年は女優業の方もしっかりやりたい」と展望を語った。 4日に誕生した初孫について質問が向けられると「娘も(育児で)大変なので、私は飯炊きババア」だとユニークに説明。孫にはハワイでは母方の祖母を意味するという「tutu(チュチュ)」と呼ばせることに決めたといい、「まあまだ何もしゃべりませんからまだ言いませんけど」と語り、笑わせた。 秋野は2022年6月に頸部食道がんの重複がんでステージ3と診断された。23年4月には放射線と抗がん剤治療で「鬼退治」宣言し、克服したことを明かしていた。