【高校ラグビー】石見智翠館 主な3年生の進路予定 国学院栃木に完封負け
◇全国高校ラグビー大会準々決勝 石見智翠館0―12国学院栃木(2025年1月3日 花園ラグビー場) 初のAシードで挑んだ石見智翠館のNo・8祝原久温主将に涙はなかった。高校日本代表候補に名を連ねる大黒柱は、後半26分から出場。1日の関商工戦で右膝を痛め、患部には分厚いテーピングが巻かれていた。持ち前の激しいプレーはできない。0―12でノーサイドの笛を聞いた。 「膝をケガしたことがなく、しんどい感じで。試合に出られないキャプテンがどんな顔をしていいのか。ただただ申し訳ない」 背番号16は声を絞り出した。出村知也監督は最後に試合の流れを変えるべく、祝原に「行ってくれ」と声を掛け「祝原が出たときの雰囲気はぐっとくるものがあった」と振り返った。祝原は帝京大に進学予定。次なる舞台で日本一を目指す。 ◆石見智翠館の主な3年生の進路予定 祝原久温(帝京大)近藤漣汰、久富洋希(青学大)平島拓真、久住誓蓮(天理大)原田崇良、新井竜之介、沼壱希、柴崎允希、山田涼太(関学大)宮本将司(立命大)山本力優、神保友海(近大)溝端琉碧、吉川大貴、中川翼(関大)山根風雅、大井陽綺(九州共立大)板野拓友(専大)