マヨルカ・チャンピオンシップス

芝大会初白星を挙げたヤクプ・メンシク[写真/ゲッティイメージズ]

男子テニスのマヨルカ・チャンピオンシップス（スペイン/マヨルカ、芝、ATP250）は25日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク85位のJ・メンシク（チェコ）が昨年王者で第8シードのC・ユーバンクス（アメリカ）を6-3, 3-6, 6-1のフルセットで破り、芝大会初白星を飾り初戦突破を果たした。 18歳のメンシクは今季、2月のカタール・エクソンモービル・オープン（カタール/ドーハ、 ハード、ATP250）でツアー大会初の準優勝。直近では芝2大会に出場するも本戦1回戦、予選1回戦で敗れている。 そして今大会、昨年王者で世界ランク42位のユーバンクスと1回戦で顔を合わせた。第1セット、メンシクは第6ゲームでブレークに成功。直後の第7ゲームで3度のブレークポイントを凌ぐとサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをラブゲームでキープし先行する。 続く第2セット、互いにサービスキープを続けるもゲームカウント3-4で迎えた第8ゲームでユーバンクスにブレークを許す。直後の第9ゲームをラブゲームでキープされ、1セットオールに追いつかれる。 それでもファイナルセット、メンシクはファーストサービスが入ったときに全てのポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。リターンゲームでは2度のブレークに成功し1時間30分で勝利した。 勝利したメンシクは2回戦、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク97位のF・フォニーニ（イタリア）と対戦する。フォニーニは1回戦、ラッキールーザーで本戦入りした同190位のG・ブラウワー（オランダ）を7-6 (7-4), 7-6 (7-5)のストレートで下しての勝ち上がり。 同日には世界ランク62位のA・ミケルセン（アメリカ）、予選勝者で同107位のA・ウォルトン（オーストラリア）、同じく予選勝者で同289位のP・ジュブ（イギリス）が2回戦に駒を進めた。